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こでまりの夢 ~出来の悪い子ほど親孝行~
- 2020/10/15
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- こでまりの夢
以前、八十三歳になる恩師が、「出来の悪い子ほど親孝行。自分の足りなかったところを教えてくれた」と、我が子の子育てを振り返られて仰っていました。出来の悪かったお子さんも五十代になり、今では仕事で成功されて立派になられたそうです。
お子さんの問題行動は、親御さんにとってはとても辛いものでしょうが、子ども時代に見せてもらったことは、とても良かったと思ってください。気づかないまま大人になってしまったら、修正するのはとても難しくなっていきます。今、この時期に問題の芽が見えてよかった。これを気づかせてくれた我が子は親孝行な子だ。これから親としての自分の言葉や態度、夫婦仲や心がけを見直していこう。というように、前向きに捉えて、子どもと向き合っていったらいいのだと思います。
親に反抗する。学校で問題を起こす。ということをやってくれるから、親は自分を見直すことができて、親として、人として成長していけるのだと思います。
そういう私も親には相当反抗してきましたが、我が子たちにも同じように反抗されました…。今となれば、笑い話ですね。
中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。社会福祉法人ありんこ会理事長。ありんこ親子保育園園長。保育士。エッセイスト。 TEL.0475-53-3509