CITYLIFE 地域情報紙シティライフ 千葉で焼く『備前焼』を展示~【寄稿】 ギャラリー和更堂 相川 浩~ 2026.06.26 千葉で焼く『備前焼』の『穴がま遠藤』さんは、ご夫婦でそれぞれ作品を作っている。出会いは、私がギャラリー和更堂を開いた2008年。長柄町のあるイベントに出店しておられ、「こんな身近で備前焼をされている方がいる!」と思ったのが最初だ。後日、工房を訪ねると、作品はかなりダイナミックで個性的なものが多く、イベントでお会いした作務衣姿のおじさんの手作り?と思いきや、器の裏に〔み〕とある。奥様のみどりさんの〔み〕であった。 穴窯は2004年、ご主人の定年退職後にご夫婦ふたりで築いたもの。自然豊かな山合いに、理想的なお二人と感じながら何度か工房を訪ね、当ギャラリーでも定期的に作陶展を行った。みどりさんは「若い時は藍染などもしていた」と語っておられ、茶道・写真・オカリナ・ブログ発信など様々な活動もされていたので、「好奇心旺盛なだけではなく『創造的文化人』でもある人だ」と感じ入った。 素朴な質感ながら、思いがけない発想で作られるみどりさんの個性的な作品の数々。「一つのものに集中すると想像力も鈍るので常に柔軟で在りたいと心がけ、新たなイメージ作りをしている」と話す。ご主人は最近、彫刻の入った素敵な作品を作っている。歳を重ねてきたお二人の『千葉で焼かれる備前焼』、ぜひ皆様に見て頂きたいと、工房・ギャラリーともに6/28㈰~7/31㈮に展示する。どうぞご来場ください。 ・穴がま遠藤 ㈬定休 長生郡長柄町皿木44の2 Tel.0475・35・5610 ・ギャラリー和更堂 ㈪㈭定休 市原市更級1の9の1 Tel.0436・98・5251 ・相川浩 市原市出身。三井造船退職後、平成20年、自宅にギャラリー和更堂設立。 多くの芸術家と交流し、市原市「まちのせんせい」でも活動中。