頭の体操、数学で遊ぶ
- 2013/12/20
- 市原版
頭の体操、数学で遊ぶ
寒くなるこれからの季節、灯油のリットル当たりの金額が気になるが店によっては18リットルの金額を表示していることも。電卓を使わずに簡単に価格比較ができたら。はたまた4月から8%に上がる消費税。100万円の買い物をした場合、現在と比べて価格はどのくらい違ってくるだろう?各種店舗で配られるポイントカードはたくさんポイントを貯めてから使うのと少しずつ使っていくのとどちらがお得?など実は身の回りに数学を使うチャンスはあふれている。
毎月第1月曜の10時からちはら台コミュニティセンターで活動を行っている『楽しむ数学の会』では代表の星野裕明さん(62)が、上記のような疑問やウェブサイト、テレビのクイズ番組、生活の中で数学的に不思議に思ったことなどをテーマとして紹介し、みんなで意見を出し合いながら考える時間を共有している。「毎回、3分間かけ算もやっています。集中力もつくし頭の体操にもなります。数学が好きとか嫌いとか関係なく、誰でも気楽に入っていけるような題材にしています。まったりとした雰囲気の中、少しある緊張感がいい」と星野さん。
取材日はテレビ番組『平成教育委員会』でも出題された有名私立中学校の問題をみんなで解いた。認知症を防ぐためにも脳の活性化は大切。学生の時にあまり理解できなかった数学に改めて取り組んでみたいとの欲求もあり4月に立ち上げたばかりの同サークル、他のメンバーも「勉強は嫌いですが、考えることは好き」と楽しんで参加している。「継続してやっていきたい。新メンバー大歓迎です」とのこと。