ふるさと点描~南房総・酪農のさと~

 千葉県南房総市にある酪農のさとは日本酪農発祥の地で、江戸時代に八代将軍・徳川吉宗がインド産の白牛を飼育して、乳製品を作ったことで知られています。濃厚でコクのある牛乳やチーズ、ヨーグルト、特にソフトクリームは絶品です。小高い丘にはヤギが放し飼いにされていて、餌やりもできます。干しミカンの皮が大好物で人なつっこい子ヤギも愛らしく、小さいお子さんも大喜びで家族連れに人気です。

 珍しい白牛は全身が白くて耳は大きく背中にはコブがあり、穏やかな優しそうな顔をしています。春には牧場の緑に、淡いピンクの50本程の桜が綺麗で、近くに小川のせせらぎもあります。初夏には優雅に泳ぐ、大小さまざまでカラフルなこいのぼりの一群がお目みえし、来園者の目を楽しませています。酪農の歴史を展示した博物館や展示ギャラリーもあり、写真展や絵画展も開催しています。

 この酪農のさとで自然と触れ合い、美味しいものに癒され、ゆったりとした時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(市原市写真連盟 ちはら台フォトクラブ 三浦映代)

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