技術の塊、民家の魅力に触れてみよう
- 2013/10/18
- 外房版
技術の塊、民家の魅力に触れてみよう
今年で16回目となるNPO日本民家再生協会主催の民家フォーラム『民家の魅力再発見!!』が房総の民家を集めた屋外型体験博物館、千葉県立房総のむら(印旛郡栄町)で開催される。日時は10月26日(土)と27日(日)の9時から16時まで。千葉県内から移築した本物の蔵の模擬上棟と曳家実演は必見だ。
『民家クイズ』スタンプラリーでは会場全体をまわり民家クイズに挑戦。スタンプを全部集めると景品がもらえる。その他、民家再生事例、第8回民家再生奨励賞受賞作品のパネル展示、民家再生無料相談も開催される。「千葉県内にはまだたくさんの民家が残されている。長年住み続けているとその良さは見過ごされがちで、失ってから気づく人も多い。古民家に現在もお住まいの方、ご自宅の素晴らしい魅力を実感しにいらして下さい。また、民家をとりまく地域に根ざした文化、技術にも触れていただきたい」と実行委員長の保川建設株式会社取締役社長、保川謙一さん。
保川建設では10年ほど前から伝統と快適さを両立させたリフォームなどによる民家再生に力を入れている。「地元の材料を使い、地域の風土に溶け込んで長い歴史を刻み続ける民家を残していくことで先人が築いてきた日本古来の『住』文化を現代の暮らしに継承・発展させていきたい。築100年を超える建物が生き続けているのを見ると、日本の木造建築技術は素晴らしいと感じます」
参加パスポート(入場料込)は大人1000円/小、中学生500円。曳家体験や左官体験、スタンプラリーに参加できるほか、わたあめや風船がもらえる。随時、『チーバくん』も登場する。また、27日10時半から16時半まで香取市佐原ではオプショナルツアーとして『佐原の町並みめぐり』が開催される。参加費は1000円。左記連絡先に事前申し込み要。古き良き日本の風景に秋を感じてみては?
問合せ 日本民家再生協会
TEL 03・5216・3541