「交通安全は家庭から」を合言葉に25年!

笑顔で地域とふれあい、地道な活動を継続
茂原市交通安全母の会

 「『いってきます』と家を出る時『いってらっしゃい』の後、『気を付けてね』と一言添えられたら、何となく『気を付けようかな』という気になりますよね」と笑顔を見せるのは、茂原市交通安全母の会の大塚節子さん。平成4年5月18日に設立された同会の第三代目の会長である。「今年で25年。現会員のうち3分の1が設立当初からのメンバーです。長続きの秘訣は、無理をしないで1年のうち1回でも2回でも可能な日だけ活動に参加するというスタンスと和気藹々とした雰囲気。駐在さんの奥さんたちをお呼びして慰労会を開き喜んでいただいたこともありますよ」
 「交通安全母の会」は、全国の市町村にある交通安全に関するボランティア団体。千葉県においては、昭和45年の松戸市を皮切りに、平成3年に佐原市(現・香取市)、平成4年に茂原市を含む9市町村で設立され、現在、17団体が組織されている。
 主事業は交通安全の啓発活動。茂原市交通安全母の会では、年間を通した活動として、市内全小学校新入学児童へのランドセル用反射テープ贈呈、各種街頭啓発(特に「茂原七夕まつり」では歩行者にうちわを配布して好評)、高齢者交通安全教室、保育所での交通安全啓発紙芝居、視察研修、「交通安全フェア☆もばら」(茂原市と共催)等の他、毎月10日に「アクション10」と称して、市内の交差点で信号待ちのドライバーに啓発物資(チラシや反射テープ、チューインガムなど)を手渡し、交通安全を呼びかけている。
 メンバーの一人は言う。「効果がはっきりと目に見える類の活動ではないのですが、子どもたちと触れ合い、その反応、笑顔を直に受けるのは喜びです。例えば、猫たちの街を描いた『ちょっとまって』という紙芝居は、子どもたちが真剣な表情で見入ってくれます。メンバーがそれぞれの登場人物になってセリフを言うのですが、始めた頃は上手にお芝居ができなかったけれど、最近ではみんなすっかり猫になりきって楽しんでますよ」
 そして紙芝居終了後は、シールや消しゴムなどの入った交通安全啓発グッズを全員にプレゼントして「おうちに帰ったら今日お勉強したことを話してくださいね」と話す。「交通安全母の会の合言葉は『交通安全は家庭から』。家族全員で交通安全に対する高い意識を共有することが大切です。そうすれば自然に、外出時の『気を付けて』という声かけも出てくるはずです」と、大塚会長は家庭の在り方の重要性を強調する。
 ちなみに、同会では平成15年、市内14の全小学校の児童・保護者を対象に交通安全意識アンケート調査を実施。「その結果、大人より子ども、高学年より低学年の方が交通安全指導に対して素直に受け入れやすいことがわかりました。そこで、親から子どもへの教育でなく、子どもから親への注意喚起、幼い頃の徹底した安全教育が有効ではないかと考えました」。そこで始まったのが、この交通安全啓発紙芝居だ。
 また、1年を通じ同会の最大のイベントといえるのが「交通安全フェア☆もばら」。ショッピングプラザ「アスモ」を会場に、事前に募った交通安全優良ポスターの表彰式&作品展、幼稚園の演奏会、キャラクター「モバりん」と楽しく学ぶ交通安全教室、ハズレなしのお楽しみ抽選会や各種チャレンジコーナー(白バイ・パトカー乗車体験、子ども免許証作成、ロードサービス隊員制服体験、シートベルト衝撃体験などなど)と多彩な企画が用意され、多くの家族連れで賑わう。「回を重ねることで、協力団体が増えてイベントが充実してきました。これも地道な活動を継続してきたことの成果だとメンバー一同喜んでいます」
 現在、会員募集中。「幼稚園の保護者を中心に84名で設立した当初から、今や平均年齢はアップ(笑)。母の会という名称ですが、女性なら誰でもお待ちしています」。年会費500円。

問合せ 事務局(茂原市役所生活課)
TEL 0475・20・1505

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