市原市はどんなところ?

市原市はどんなところ?

 10月25日(金)、いちはら市民大学基礎講座『市原市の歴史・人物と川』がサンプラザ市原で行われ65名が参加した。いちはら市民大学は、基礎、専門、教養講座の3講座で構成された2年制の学習講座で、市原市の市勢や歴史等の知識や専門的な技能を学ぶと共に仲間づくりなどを目指している。
講師の小林信夫さん(元公立小学校長)から『私たちの市原市』の副読本等が紹介された後、モニター映像と手元にある資料を参考にしながら講義は進んだ。
 まず人物では、地元出身で活躍した人(川上南洞ほか)、市原市に来て活躍した人(石川倉次ほか)に分けられ、多くの人物が紹介された。「歴史上で川が果たした役割とは何でしょう」とモニターには養老川の川船が映し出され、当時の物資(米、薪、炭)の輸送には欠かせなかったとの説明後「なぜ利用されていたのが大正時代の終わり頃まで?」と小林さん。それ以降は小湊鐵道が開通され新たなる交通手段ができたからだという。時々余談で会場から笑いが起きる中、市の歴史(源頼朝伝説、五井潘等)や文化財の話に進んだ。
 講義後は「市原(地名)の由来は?」、「千葉常胤らが、なぜ積極的に頼朝を支援したのか?」等の質疑応答が交わされた。参加者からは「もっと深く歴史が学びたくなった」、「学んだ歴史を子どもたちに伝えていきたい」との声が聞かれ、小林さんは「歴史に起こった出来事を自分ならどう解釈していくのか。そして現在の生活にどう関わっているのかという視点から考えていくと歴史がもっと面白くなります」と締めくくった。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る