子ども達が日本の芸能、古典舞踊を1年体験

 市原市古典舞踏の会が市原市文化祭に参加して今回で20回目を迎える。記念の年として、同会は昨年1月から一般公募により15名の子どもたちを集め、古典舞踏体験子供教室を行った。
「子どもの年齢は現在小1から中1まで。毎月2回の練習をこなしてきました。今までに体験で古典舞踏に触れたことのある子もいるけれど、ほとんどが初めて。みなさん頑張っています」と同会企画担当の森京子さん。1月上旬に市原市青少年会館で行われた練習では発表まで1カ月ということもあり、同会会長である坂東藤穂さんの「元気よく出てきてください。上半身はまっすぐ!緞帳が降りるまでしっかりと姿勢を保って」という指導の声にも力が入っていた。披露されるのは日本舞踊の代表的な作品のうち、長唄連獅子、かっこ、振鼓と、越後獅子からさらしの部分。小さな身体でさらし布を全身で舞う姿や、手先に身につけた獅子の動きに集中した顔は、観るものを引き寄せる。
 古典舞踊大会は2月16日(日)に市原市市民会館で行われ11時30分開演、16時30分終演予定。大会を前に、子ども達からは「覚えるのは少し大変だった。ちょっぴり緊張しているけど、とっても楽しみ」という声が多く聞かれた。講師らも「1年でこれだけ出来れば、辞めるのが勿体ない。これからも続けてほしい」、「膝の曲げ伸ばしや小さな手足から顔の位置まで細かく指導した。高学年になると演じる時の空気も違う。大会が楽しみ」と話し、子ども達の演技を見守っていた。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  市原市は市制施行60周年を記念し、『エンジン01(ゼロワン)in市原』を2024年1月26日(金)~28日(日)に開催する。先月8月25日…
  2.  マザー牧場(富津市)では、ひと足早く秋先取りの絶景が登場。まきばエリア 『花の大斜面・東』にて、 2年目となる『コキア』が9月上旬より紅葉…
  3.  心ない行動や言葉が、人を追い詰め事件になるケースも多い昨今。この本『慈雨』の筆者・大木太枝(たえ)さんも、20数年前、愛する家族が他人の中…
  4.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…
  5.  絵本作家の五味太郎さんが書いた本に『じょうぶな頭とかしこい体になるために』という本があります。「何をしたいか自分でもよくわからないんだ」と…
  6.  今回から前後編で、世界に名を轟かせた黒澤明監督に関するお話です。黒澤明:1910年(明治43年)3月23日生~1998年(平成10年)9月…
  7.  牛久石名坂1号墳跡は、市原市のほぼ中央に位置し、国道が縦横に走る養老川中域の標高37メートルの河岸段丘上にあります。周囲には大小の古墳が9…
  8.  8月21日から23日の3日間、野田市にある江崎グリコ株式会社の工場見学施設『グリコピアCHIBA』にて、小学生とその家族を対象としたワーク…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  9月30日(土)・10月1日(日)の2日間、上総更級公園や上総大路などで、『上総いちはら国府祭り』が4年ぶりに開催される(主催:上総いちは…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る