古代の謎を秘めた市原地区の広報マン

 上総国府政庁の有力候補地である市原市市原。多くの埋蔵文化財が発掘を待ち、更級日記の作者にゆかりがあるという光善寺薬師堂や御手洗井戸、万葉集に登場する阿須波神社、飯香岡八幡宮の元宮で県無形民俗文化財の柳楯神事に欠かせない市原八幡神社などが点在する。
 フォトジャーナリストで同地区に住む山越国臣さん(62)は歴史的、文化的に貴重な市原を広く知ってほしいと『市原里づくりの会』を平成21年に設立し奔走している。地域活動などを支援する基金を活用し、柳楯神事のポスターや同地区史跡リーフレットを作り、歴史ある市原のイメージイラストを地元出身高校生に描いてもらい宣伝。初詣客のため大晦日に光善寺薬師堂に明かりをともす光の回廊を発案したのも山越さんだ。公民館などで講演を行い、請われれば史跡を案内してきた。
 元新聞記者の山越さんは現役時代にたびたび発掘記事を書いた。今では自ら遺物を採集し鑑定を受けたり、寺社の位置から国庁所在地の仮説をたてたりする。地元住民を里人と呼び、「市原の人たちが郷土を誇りに思い、行動を起こす礎になりたい。市内には整備すれば、観光資源として活用できる文化財が多い。地道な活動を点から面へと広げたい」と熱い胸の内を静かに語る。

問合せ 山越さん
TEL 090・8728・7324

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】(前列左から)会長・後藤さん、講師・片岡さん、     (後列左から)会員の常盤さん、後藤さん、市原さん、中村さん …
  2. 【写真】工房の庭にて。小原さん(左)、齊藤さん  睦沢町下之郷に2人の陶芸家が住んでいる。『夢楽工房』を共同で主宰する齊藤…
  3.  寒い冬の真っ只中、皆さんはどうお過ごしでしょうか?家にこもりがちで、外に出ない方も多いかもしれません。こんな時こそ、ウインタースポーツとし…
  4.  秋晴れのなかの11月6日、茂原公園の広場をスタートに『第19回千葉県ウォークラリー大会茂原会場』が開催された。毎年開かれているこの大会も、…
  5.  ツグミという野鳥をご存じの方も多いだろう。体長23~25㎝、白い眉斑で、頭から背面は黒褐色。羽が茶褐色で、胸から腹にかけてはうろこ状の黒い…
  6.  小湊鐵道光風台駅から、西方に歩いて15分程にある鶴峯八幡宮。鎌倉時代・建治3年(1277)に本宮大分県の宇佐八幡宮より御分霊を戴き、お祀り…
  7.  昨年も、『こでまりの夢』をお読みいただきありがとうございました。昨年は17年間のコラムをまとめ、出版することが出来ました。これもひとえに、…
  8. 【写真】千葉県調理師体会・第32回料理コンクール「千葉県栄養士会長賞」受賞作  料理教室『ヘルシークッキング』を平成15年…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】(前列左から)会長・後藤さん、講師・片岡さん、     (後列左から)会員の常盤さん、後藤さん、市原さん、中村さん …

スタッフブログ

ページ上部へ戻る