「地域にもっと笑いを」 勝浦朝市寄席

 2月2日、勝浦市の朝市通り近くにある旅館『松の家』の広間は笑いを求めて集まった約90名もの観客で超満員となった。第2回目となる『勝浦朝市寄席』には入船亭扇海さん(61)の他、東京で活躍中の若手実力派落語家、柳家かゑるさんと笑福亭明光さん、浅草を拠点に活動している津軽三味線ユニット『火の國屋』の本田浩平さんと山下靖喬さんが出演した。テンポのよい話術で会場は笑いの渦に包まれたが、一転、津軽三味線の熱く力のこもった、時に哀愁のただよう音色に魅了され、笑いあり感動ありの充実したステージに観客からは大きな拍手が度々起こった。
 扇海さんは9代目扇橋さんの弟子で、2年前に父親の生まれ故郷である勝浦市に移り住んだ。日本三大朝市の一つであり、400年余りの歴史を持つ「勝浦朝市をさらに盛り上げ、もっと笑いをとの思いから始めました。朝市に来た客が足を運びやすい、落語を目当てに来た人がちょっと買い物でもと相互作用が働けば」と話す。第1回目は『NPO法人宇宙21』からの誘いで別の会場にて行ったが収容人数が少なかった。『松の家』からの会場提供により今回の寄席が実現した。主催は『KATSUURA元気で繁盛大学校』。「みんなで協力して、まちおこしにつながることを進め、定着させていきたい」と受講生の男性。
 今後も『松の家』で毎月第1日曜の午前11時から開催される。扇海さんの他、全国各地で活動している落語家などが出演。入場料は1000円か相当の農海産物。扇海さん自身も自給自足をするべく農業に取り組む自称『落農家』だ。「物々交換です。1000円相当のダイヤモンドでもいいですよ」と、笑いは忘れない。
 毎月第1土曜の夜18時半からは『勝浦らくご館』(守谷)でアットホームな雰囲気の中、落語を楽しむことができる。ボーカルとベースを扇海さんが担当し、奥様がキーボードを弾くジャズライブが開かれることも。こちらの入場料も同じで。

問合せ 扇海さん
TEL 090・1503・7723

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