ベビー&キッズ向け 肌にやさしい手作り品

 市内在住の内田友さん(30)は、愛情を込めて小物を作る。対象は赤ちゃん、幼児とママ。「見た目だけではなく、使いやすさにこだわっています」洋服は着脱しやすく、食事用のエプロンは防水加工された布を使用。ボタンでサイズ調節もできる。2歳と4歳の息子の母親で看護師でもある内田さんが特にこだわるのは、肌に直接触れる部分が心地よく柔らかいものであること。自らの子育てには布おむつを使用、その良さを実感している。手作りの布おむつカバーの素材は無添加、無漂白のフランネル。マジックテープの周りをカットをするなど細かい配慮も忘れない。そして全て洗濯できるように縫製、素材に気を配っている。他にもりんごをモチーフにした髪どめや帽子など、シンプルだけどかわいいオリジナル品を揃えている。男児向けの柄が豊富なのも嬉しい。子どもを抱っこするママにはついつい触りたくなる、ふわふわの『ポンポンピアス』。肌触りのよい糸を混ぜて作っている。
 3歳頃から針を持ってクマのぬいぐるみにボタンを縫い付けていた。自分の洋服やカーテンなども手作りする。ベビー用品を手がけたきっかけは市販の布おむつカバーでかわいいものがなかったから。「作ることは気分転換にもなります。息子に髪飾りをつけたりして自己満足に浸ることも。作業中に子どもの相手をしてくれる夫には感謝しています」
『Guru*ぐる』という店名でネット販売を始めたのは5年前。良質な素材はコストがかかる。「お客さんは理解して購入してくれています。かわいくて安いものがすぐに手に入る時代。そんな中、敢えて使い捨てにせず、愛着が持てて長く使用できるものをこれからも作っていきたい」と笑顔で語る。千葉市・市原市を中心に様々な市場や雑貨店でのイベントに出店することも。

問合せ Guru*ぐる
http://ameblo.jp/guruguru-yuusuman

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1.  今年は小湊鐵道開業100周年。これを記念し、アートによる地域づくりの拠点である市原湖畔美術館は、小湊鐵道とコラボプロジェクトを進行中。小…
  2.  成田山公園で毎年行われる冬のイベント「成田の梅まつり」。会場は成田山新勝寺大本堂の奥、16万5000平方メートルもの広大な公園。四季折々…
  3. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…
  4.     ◆一席 記念日を遅れて祝い根にもたれ  一宮町 黒猫胡桃     ・老プランあまく見積り火の車  茂原市 道譯賢…
  5. 【写真】講演する家田さん      昨年12月、市原市市民会館で開催された『令和6年度市原市人権・男女共同参画フォーラム』。男…
  6. 【写真】はにわ博物館展示室の姫塚埴輪        昨年8月、千葉県殿塚古墳・姫塚古墳出土埴輪(総数48点うち殿塚古墳30点、…
  7.  明けましておめでとうございます。2005年5月に「こでまりの夢」のコラムが始まって今年で20年になります。今回は第1回で掲載しました『か…
  8. 【写真】西本さん。大谷家具ギャラリー工芸館にて、展示作品と      大分県別府市在住の竹細工職人・西本有(たもつ)さんは、市…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】パキスタン・カラチの整備途中の農場で、働く青年たちと田中さん(前列右端)      36年間の市議会議員のあと、パキス…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る