命を守る音楽隊 ハロー・ファイアマン

 火災予防週間にあたる3月6日、菊間コミュニティ・保健福祉センターにて第34回ロビーコンサート『ハロー・ファイアマン』が開かれた。演奏をしたのは市原市消防音楽隊。ロビーには農作業を中断して来場した女性、毎回写真を撮って出演者に渡すという男性など100名以上の聴衆が集まった。
 最初の曲は火災現場に向かう消防車をイメージした行進曲。『救急車の適正な利用にご協力を』などと書かれたプラカードを掲げ、人気アイドルグループAKB48の『こころのプラカード』も演奏した。消防車で応援に駆け付けた八幡消防署員からは「昨年、市内で火災は119件あった。大切な命を守るため寝室や階段に煙式住宅用火災警報器を取り付けてほしい」との呼びかけ。聴衆は忙しい職務の合間に練習してきた隊員たちに大きな拍手を送った。60代の女性は「素晴らしい演奏。家の警報器の電池を確認したい」と話していた。
 全員揃うと24名になる隊員のほとんどは入局してはじめて楽器を持つ。終了後きびきびと後片付けをしていた、トランペットを担当する27歳のレスキュー隊員は、当直明けにコンサートに駆け付けた。「普段の訓練とは違う新しいことに挑戦でき楽しい」とのこと。隊長で指揮をする馬場洋一さん(51)は「幼稚園、福祉施設などで演奏してきた。音楽を通じ、防災、火災予防の啓発活動をしたい」と頼もしく語る。ただし、人命救助が最優先。音楽隊の活躍には出動要請のない安心、安全な街であることが前提だ。

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