身体の心地良さを感じてください ヨーガサークルで幸せに

「ヨーガはどのような小さな動きも呼吸とともに行います。息は勝手に吸ったり吐いたりするものではなく意識して行うものです。ヨーガの呼吸法は自律神経を刺激し、心や体を落ち着かせる副交感神経を働かせます」と呼吸法について説明する講師の小林正子さん(69)。市原市、千葉市のコミュニティセンターや公民館にてヨーガサークルを主宰する。
 千種コミュニティセンターの会員男女21人は小林さんの言葉に従って目を閉じて手を膝に置き正座をする。「膝は寄せ、両足の親指は触れるくらいに合わせ、踵を開いてお尻がすっぽりと収まるように座ります。下腹を締め、骨盤も背筋も伸ばして真っすぐ。自分が気持ちいいと思える座り方でいいですよ。背骨を上に引き上げるように鼻から息を吸い、顎を引き、肩の力を抜いてゆっくり息を吐きます。閉じている瞼の色を見つめましょう」と小林さんの声だけが響く。「はじめは無理に人の動きに合わせようとしなくても大丈夫です。続けるうちに呼吸と動作が自然と一致してきます」
 その後、息を吐きながら手を横に下ろす。吸う息ともに手のひら全体を軽く畳に押し付け、前にすべらせて上体を畳に近づける。腕や背骨を前に伸ばす。吸う息より時間をかけて吐き出し、体を引き上げる。両手を合わせそのまま上げる。「手を上げるプロセスでどこが気持ちいかを感じることが効果を倍増させてくれます」との言葉に参加者は心地よさを味わうように静かにポーズをとる。
 さらに仰向けや立位でゆったりと手足を曲げたり伸ばしたり、骨盤の矯正や免疫力の向上に効果があるポーズも行う。片足立ちは合掌をしてそのまま息を吸いながら手を上にあげる。静止後、吐きながら手を元に戻す。若返りに効果があるそうだ。「足は止まっていられる位置まで上げればいいですよ。体がどう感じるかを大切にしてほしい」と正確なポーズは要求しない。床に仰向けになるシャバアーサナというポーズは「10分間行うと、熟睡の1時間に匹敵します」という。
 70代の小出美智子さんは10年前から参加している。「5年前には交通事故で歩けなくなるかもしれないと言われるほどの重傷を負いましたが、徐々に正座ができるようになりました。やればやるほど体の変化がわかります。ヨーガに巡り合えてよかったとみんなに伝えたい」と自信を持って勧める。
 通い始めて9年になる島津ふみゑさんは背中に痛みを感じて始めたという。「体が柔らかくなり楽になりました。体調が悪いときは参加しても寝ているだけの日もあります」。それでも一週間の疲れが取れるそうだ。「母との同居を息苦しく感じ、なにか初めたいと昨年2月に入りました」という松本佐知子さんは「苦手なポーズはやらなくていいので続いています。体重が減り、腰の痛み、肩こりが良くなりました」と心も軽くなったように笑顔で効果を語る。
 40代の鬼島弓子さんは始めて1年半経つ。「ヨーガをやると言葉に出来ないほど体が喜んでいるのがわかります。終了すると体にお帰りなさいって言ってあげるほど。体と心が一致するみたいです。ヨーガ効果で先生も会員の方も優しいです」と心が穏やかになった者同士の仲の良さを話す。半年前に入会した80歳の渡辺恵子さんは毎日自宅でも行っている。その結果、「体幹がしっかりし、ウエストのくびれもはっきりしてきました」と話す。「体が固くならないように」と先に始めた夫が妻を誘って参加する夫婦もいる。
 「ヨーガでピアノに向き合う気持ちが変化したのでしょうか、音が変わったというピアノ講師もいます」と小林さん。自分自身も若い頃から虚弱体質で、行動的な性格でスキーやゴルフを楽しみたいと思っていたのに体がついていかなかった。30代になると人間関係のストレスで心身ともにボロボロ。37歳でヨーガに出会い、地元市原市で指導をはじめたのは57歳。「小さなことに幸せを感じられるようになりました。自分の実体験もあるので、人の役立ち、皆さんが元気になって喜んでくれるのが嬉しいです」と生き生きとした表情で語る。「運動が不得意でも体が硬い方でも大丈夫です。ぜひ参加して下さい」とのこと。
 会費月4回2千円。千種コミュニティセンターは毎週日曜日12時~13時30分、五井公民館は毎週日曜日15時~16時30分時、月曜日10時~11時30分と11時30分から13時の3教室。男性のための教室も始める予定。

問合せ 小林さん
TEL 080・5863・2411

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