科学ってこんなに面白い!未知の世界を見つけに行こう 千葉市科学館【千葉市】

千葉市科学館(きぼーる内7F~10F)は創設13年を迎えた現在、年間を通して新たな企画を打ち出し続けている。2007年10月に、千葉市民の科学教育の推進と向上を目的にオープンした同館の近年の来場者は、40万人を超えている。子どもから大人までと来場者の年齢層は幅広く、特に小学生の社会科見学として千葉市内をはじめ県内外の多くの学校に利用されている。また、館外への活動にも積極的に取り組み、市原市の姉崎産業祭など各地イベントへの参加や出張ワークショップを実施している。

興味を持つ大切さ

同館は小学生だけではなく、中高生や大人に対しても日常の中にある科学を楽しんで欲しい!と様々な企画を開催中。専門家の本格的な講演会や星空観察会など、好みの科学のテーマ内容に添った講座内容を選べるので、企画ごとのリピート率も高めだ。同館事業課地域連携グループの松尾知(まつおとも)さんは、「開館の時に小学生でよく遊びに来てくれた子が、大学生になってボランティアやアルバイトで関わってくれているので時の流れを感じます。理系に進む子や、学ぶことを意欲的に楽しんでくれている子の存在を聞くと、とても嬉しく思います」と笑顔で話した。
 千葉市科学館といえば7Fの『プラネタリウム』という印象が強い人もいるのではないだろうか。その多彩なラインナップをあなどることなかれ。来館当日の空にある星や星座の見つけ方を生解説するプログラムをはじめ、『名探偵コナン』や『ノーマン・ザ・スノーマン』などアニメーション番組。『フィールアロマ』という、空を見ながら会場にアロマの香りが流れるという企画も。「平日の『リフレッシュタイム』では、上映時間がお昼時ということもあり、近くの会社員の方たちに来ていただくことも多くありました。千葉県最大級のプラネタリウムは一千万を超える星を写しだせます。団体利用で訪れる際には、周囲が気にならないよう事前予約で貸切にすることも可能です。みなさんに楽しんでいただきたいです」と語るのは、総務課の武藤勇一朗さん。

体験で触れる魅力

 それでは8F『ワンダータウン』のご案内。視覚や聴覚、脳を使って世界の不思議を探求するフロアだ。天井が斜めになっている『傾いた部屋』では、床に寝転がった状態で数十秒間天井を見つめた後に起きあがると、床から滑り落ちるような感覚が味わえる。「音や光の様々な体験ができますが、ここにはなぜそうなるのか理屈を説明するパネルがほぼありません。どうして?と自分で考えながら、スタッフに聞いてみてください」と、優しく話すのはボランティアの室谷定一さん。現在、同館に登録しているボランティアは約200名。日々、ワークショップや来場者への解説に奮闘している。来場者達は太いパイプに向けて囁いたり、耳を澄ませたり。パズルを上手く箱に収めるよう形を合わせるなど、実際に五感で体験するコーナーは大人でも夢中になってしまうだろう。続いては、9Fの『テクノタウン』。ここは人々の暮らしに根付いた技術の原理を紹介するフロアだ。昔懐かしいテレビや冷蔵庫の電化製品、近年活躍する災害時ロボットの展示などがある。特に人気なのが『スケルトンカー』。車の内部の部品を見られるように、外装はすべて透明になっている。車に乗ってギアを入れれば、エンジンが動いてタイヤが回る原理を、その目で確かめることができるのだ。
 スケールの大きさを求めるなら、10Fの『ジオタウン』へ。宇宙と地球、自然と生命の不思議を体験できるフロアだ。ムーンウォ―カ―体験では、実際に宇宙にいる感覚を味わえる。他、近年社会問題化している自然界の問題、液状化や竜巻、台風の仕組みが装置を使って分かりやすく説明されている。室谷さんは、「科学は生活の中で色んなとろに生かされているが、環境は守ることが大切ですね」と話した。

企画を詳しく教えて!

 同館の企画で人気のものを一部ご紹介。2月21日㈮18時半からプラネタリウムで『星空ヨガ』が特に女性には魅力的ではないだろうか。また、2月と3月に計3回開催される『星空観察会』ではきぼーるの屋上で、専門家による大きな望遠鏡を使用した天体観察が行われる。年間を通して行われている大人が楽しむ科学教室では、『里山・里海シリーズ』と『生物学の今シリーズ』、『身近な科学シリーズ』など種類も豊富で、より高度な知識を求める人には満足できる内容だ。武藤さんは、「色々な分野があるので、まずは科学に興味と関心をもって欲しいです。そして日常生活における科学との繋がりを感じてもらえたら嬉しいです」と話した。
 講座内容や参加方法、料金について詳細はHPおよび電話にて確認を。


(問)千葉市科学館:千葉市中央区4の5の1 きぼーる内(7F~10F)
TEL043・308・0511(代)
開館時間:9時~19時 休館日:年末年始、機器点検日
https://www.kagakukanq.com

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  2.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  3. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  4.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  5. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  6.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  7.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  8.  市原を中心とした房総の地域歴史を調査・探求している房総古代道研究会は、令和6年4月、会誌『房総古代道研究(七)』(A4版82ページ)を発刊…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る