集え!笑いの魂が踊る舞台へ【茂原市】

9月から11月にかけて茂原市総合市民センターで開催された『ばか面踊り講習会』。月1度の講習会は三度にわけて行われ、参加者約30名はひょっとこや怒り、おかめや笑いなど4種類のお面踊りを学んだ。講師は家元成田家笑幸さんで、初心者を含む参加者たちは「先生の冗談を交えた講習はとても面白く、細かくて丁寧な所作は難しくて真似できないけれど、勉強になります」と、口々に話した。
同講習会は、今年5月に発足された『お面踊りクラブ』のメンバーと一般の参加者により構成された。『お面踊りクラブ』は、千葉県生涯大学校外房学園のクラブ活動のひとつ。会長の西田さんは、「お面躍りは、にやりと笑ってしまう可笑しさがあり、見る人の心にほのぼのとした安らぎを与えてくれます。老人ホームやデイサービスなどの福祉施設では、この踊りが特に喜ばれます」と話した。踊りそれぞれの特徴をマスターするには、小さい所作まで気を配るのがコツ。言葉もなく伝わる笑いは、日本人共通の感性だ。「今後も施設の高齢者や身障者に、歌や踊りを披露して喜んでもらう活動をするつもりです。これを私たちは芸能ボランティアと呼んでいます」と言う西田さんは、「メンバーの皆さんには個性豊かな、自分流の踊りとお面で輝いてほしいし、芸能ボランティアの楽しさを味わってもらいたいと思っています」と、続けた。
 取材日の講習会は第3回目の11月11日。参加者同士も打ち解けた様子で、お面と手ぬぐいを手に持つ。講習は笑幸さんの、「手ぬぐいの芸をする時は所作に気を付けて。10年やっていても間違える先生はいます。舞台の上で、お客さんに迷っていることを悟られないようにしましょう」というアドバイスからスタートした。指示された動き一つずつに、「難しい!」、「できた!」と感想が飛ぶ。二人組の『ひょっとこ』が、笑幸さんの言葉に動きを合わせ、扇子を持って芸を見せる。軽妙な動きには、周囲で見守る参加者たちからも笑いが巻き起こった。「大切なのは『間』です。目隠しをして怖いことを表現するために動きを小さくする。歳をとっているから、腰に手を当てる。汗をかくから、手ぬぐいを出す。動作一つにすべて理由があり、無駄な動きはしないようにしましょう」と笑幸さんが話すと、参加者たちは動画やメモをとって記録に残していた。
同会は、千葉県生涯大学校での学園祭他、福祉施設のみなさんに芸を披露していく予定。同クラブのメンバーは、「人生は楽しくないと。ここは言ってみれば馬鹿の集り!みんな、笑え!」と、とっても楽しそう。講習は終了したが、同会は参加および体験が可能。活動日や内容についての詳細は問合せを。
問合せ:西田さん
TEL.0475・24・2062

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