防災 風水害への備えを再確認!

 近年の集中豪雨や大型台風などで起こる風水害。これからのシーズンは特に発生しやすくなる。また、新型コロナウイルス感染症が収束しない中でも、災害時に危険な場所にいる人は、避難することが原則。各対策も含め、再確認しておこう。

◆避難で知っておくべき5つのポイント

・避難とは「難」を「避」けること。安全な場所にいる人は避難場所に行く必要がない
・避難先は公民館・コミュニティセンター・小中学校だけでなく、安全な親戚・知人宅も考える
・マスク・消毒液・体温計が不足するため、できるだけ自ら携行する
・市が避難所を開設する時は、市のホームページや市原市情報配信メール、防災行政無線、Yahoo!防災速報などの情報で確認する
・豪雨時の屋外の移動は車も含め危険!やむをえず車中泊をする場合は、浸水しないよう周囲の状況等を十分確認する
 市では、各種災害ハザードマップや、指定避難所・指定緊急避難場所一覧などの防災情報に加え、平時から災害の備えに役立つ記事などを1冊にまとめた新たな『市原市防災マップ』を各家庭に1冊ずつ配布。地域の災害リスクや、安全な避難場所・避難路を家族で確認し、避難時の役割分担や連絡方法も話し合っておこう。

◆家屋の危険個所の確認

屋根瓦やトタンの壊れ/窓のひび割れやがたつき/雨戸は閉まるか/雨どいの枯れ葉などのつまり/プロパンガスのボンベの固定 等

◆周囲の危険個所の確認

家の周りで、土砂崩れが発生しやすい危険な場所など、事前に把握し近づかないようにする。
山や斜面に亀裂やわき水がある/崩れやすい地質/急斜面/水が集まりやすい/落石の恐れ 等

◆非常持ち出し品の確認

背負いやすいリュックなどに入れて、すぐに持ち出せる場所に準備する。
貴重品/応急医薬品・常備薬/衛生用品/衣類/非常食・飲料水/生活用品/ヘルメット・防災ずきん/携帯ラジオ・懐中電灯・予備の電池など

◆危険が迫ったら

避難情報が出たらすぐ対応できるよう準備。
・ 自宅にいる場合
 テレビ、ラジオ、ホームページなどで気象情報に注意し、「注意報」や「警報」が発表されるなど災害の危険性が迫ったら早めに避難。ただし、浸水が始まっていたり、夜間で見通しが悪かったりする場合、屋外での移動をできるだけ避け、倒壊の危険がない建物(自宅又は近隣建物)の2階以上に一時避難することも考慮する。また、大雨により土砂災害発生の危険度が高まった場合には、斜面の状況に注意を払い、普段とは異なる状況(土の臭いがしたり、小石が落ちてくるなどの土砂災害の前兆現象)に気がついたら、直ちに周りの人と安全な場所に避難する。
・ 外出先の場合
 強風による飛来物に注意し、堅固な建物の2階以上に避難。 建物の中にいたら、むやみに外へは出ず、2階以上に避難して気象情報に注意する。エレベーターは停電などで閉じ込められる危険があるので、使わない。水辺にいたら、速やかに離れて高台へ避難。車に乗っていた場合は、地下道などの通行は避け、スピードを落として高台へ向かう。浸水などで車がエンストした時は無理に再起動せず、その場に置いて避難する。

◆資料提供:市原市危機管理課
TEL.0436・23・9823

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