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多彩なイベントで現役力士と楽しく交流 市原市少年相撲教室【市原市】
- 2019/8/16
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6月16日、市原市少年相撲教室が開催され、豪栄道関、妙義龍関、佐田の海関はじめ境川部屋の力士たちが会場のゼットエー武道場を訪れた。朝稽古、呼び出し太鼓や髪結いの実演、現役力士とちびっ子力士との稽古会、力士からのふるまいちゃんこ、サイン会、記念撮影、抽選会など盛りだくさんのイベントが行われ、参加者は力士たちとのふれあいを楽しんだ。この催しは㈱岩崎勝商店、㈱樹住宅など境川部屋を後援する地元企業による地域貢献の一環で、市原市少年相撲教室実行委員会主催、市原市体育協会主管。現役の大相撲力士と間近で交流できる貴重な機会として人気が高く、今年で4回目の開催となる。
朝稽古では、土俵に力士たちが現れると周りから歓声があがった。開会式に続き境川親方の挨拶後、力士たちおよそ20名が1人ずつ紹介された。普段から若い力士を応援しているという姉崎在住の40代の夫婦は、「初めて来ました。こんなに間近で若い衆を見ることができるなんて嬉しいです!」と喜んでいた。呼び出しさんによる太鼓や床山さんによる大銀杏(髷・まげ)結いの実演後、現役力士と市原市代表のちびっ子力士との稽古会では、四股(しこ)や蹲踞(そんきょ)など基本動作を練習してから、ぶつかり稽古が行われた。
力士たちの優しい計らいで、ちびっ子力士が白星をあげると会場が大いに沸いた。「押し出しで妙義龍関に勝った!すごい迫力だった!」と嬉しそうに話す若林克憲くん(小5)は、市原市相撲協会が主催する相撲塾に通い、各相撲大会で優勝するなど日々熱心に相撲に励んでいる。「将来はお相撲さんか、お相撲さんやスポーツ選手を診る医者になりたい」と夢を聞かせてくれた。同じく相撲塾に通い、各相撲大会で優勝を重ねる女子選手、平野心さん(小4)も真剣な表情で力士との稽古を頑張っていた(取材後、わんぱく相撲女子全国大会への出場が決定)。昼時には力士たちから、野菜、肉、ちくわなど具だくさんのちゃんこがふるまわれ、克憲くんも父親の省吾さんと一緒に美味しそうに味わっていた。市内在住の女性2人組も、ちゃんこを手に「美味しい!」と満面の笑み。仲良しのママ友どうし、家族ぐるみで毎年参加しているそう。国技館へも年に数回通う大の相撲好きで、土俵上の力士や、取組の迫力に魅せられるという。
サイン会では記念撮影もできるので、多くの人がスタッフにカメラを託し、憧れの力士とサインと一緒に、とっておきの一枚を撮っていた。その後の抽選会では、浴衣生地、米、飾り額、帽子、バスタオル、湯飲み、Tシャツなど、ファン垂涎の景品がプレゼントされた。昨年も参加して豪栄道関の浴衣生地が当たったという80代の女性は、その生地で洋服やハンカチを縫い、友だちにもプレゼントしたという。今年はその洋服を友だちとお揃いで着用して参加。周りから注目を浴びていた。