ふるさとビジター館 いちはら自然探訪 ~ホコリダケ~

 子供の頃、さわって遊んだ人も多いのではないでしょうか?里山や森の地面に2~3個並んでいるのを見かけるホコリタケというキノコ。ホコリタケという名前より、狐の茶袋(きつねのちゃぶくろ)という方が有名かも。まさにこの袋の中にはお茶ならぬ胞子がたっぷりと入っていて、外から力を加えると先端の穴から飛び出してきます。属名はlycoperdon(オオカミのおならの意)。世界の人も同じようなことを考えるものですね。
 このキノコを初めて知ったのは小学生のとき。兄と一緒に父に連れて行ってもらった松茸山でした。父が持っていた杖でツンツンと突くとパフパフと胞子が飛び出してきて、それはもうびっくりしました。幼かった兄と私は次々とホコリタケを見つけては胞子が出なくなるまで遊びましたが、父は「そのくらいにしておけ、可哀そうだから」と言いました。
 その時の秋の明るい日差し、キラキラと輝くように見えた不思議な胞子、父の笑顔…。仕事人間だった父はあまり私と遊んでくれませんでしたが、ホコリタケを見るたびに父と過ごしたあの秋の一日を思い出します。皆さんもお子さんを連れ出してホコリタケで遊んでみませんか?
(ナチュラリストネット/加藤恵美子)

ナチュラリストネット/自然を愛する仲間の集まりです。市原の豊かな自然環境をいつまでも永く残したいと活動しています。TEL.080-5183-9684(野坂)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  里山では、初夏に散房花序の白い小さな花をたくさん咲かせたガマズミが実っている頃です。スイカズラ科ガマズミ属のガマズミは高さ5メートルほどの…
  2. 『ほう ほう ほたる来い♪』『ひらいた ひらいた なんの花がひらいた♪』。毎月第1・第3水曜日、茂原市本納のほのおか館の2階からは『かなりや…
  3.  東金こども科学館にて、『自然の中のオオカミを知ろう』と題したパネル展が10/10(月・祝)まで開催されている。主催の『オオカミと里山を考え…
  4.  JR内房線姉ケ崎駅から南東へおよそ3㎞、約3200世帯9400人が暮らす市原市青葉台地区。高齢化が進む中、地域活性化を目指す『39PJ(サ…
  5.  毎月第1・3月曜日に、市原市福祉会館で開催されているのは『障がい者のヨーガ教室』。13時半から14時50分まで、講師の小林正子さんとアシス…
  6.  上総国の豪族・上総広常(?~1183)は、鎌倉幕府設立の功労者として歴史に名が刻まれる。NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、広常が源頼…
  7.  茂原市谷本の住宅街で、工房・蔓gali(ツルガリ)を構える村越達也さんは、山葡萄(ぶどう)の籠バッグや財布を制作している。もとは旅行関係の…
  8.  大福山は市原市の最高峰。標高285mの山頂には日本武尊を祭った白鳥神社が鎮座し、東側の展望台からは北にスカイツリー、南には房総の山々が見渡…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1.  JR内房線姉ケ崎駅から南東へおよそ3㎞、約3200世帯9400人が暮らす市原市青葉台地区。高齢化が進む中、地域活性化を目指す『39PJ(サ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る