これでアナタも有能な捜査員に!科学捜査で事件解決へ導けるのか~千葉市科学館・科学捜査展~【千葉市】

 8月28日(日)まで、千葉市中央区にある千葉市科学館では『科学捜査展season3~真実の相棒~』が開催されている。ミステリーは、小説やドラマなど今や大人気のジャンル。憧れるものの詳しく知らない『科学捜査』で、いくつもの情報から犯人を導き出すイベントと聞けば、自然と心が躍るのではないだろうか。同館総務課の武藤勇一朗さんは、「このイベントは2014年、2016年に続いて3回目の開催となります。犯罪の証拠を調べる技術をご紹介することで、未然に防ぐことに繋がればと思います。社会で役立てられている事に関心を持ってもらうことで、科学全般への興味に繋がることを目指しています」と話した。

どんな捜査をするの?

 まず展示室前に設置されているのは、事件現場となった一室の様子。事件概要は以下である。あるマンションで一人暮らしをしている女性から通報が入る。それは、「部屋の窓ガラスが割れた音に気づいて見に行ったら、誰かに殴られた」というもの。女性は犯人の顔を見ていない。殴られて一時的に意識を失ったが、回復して自ら通報した。部屋には犯人の指紋や血痕、足跡が残っており、盗まれた物品もある。それらヒントを元に、参加者は新人捜査員となって容疑者A~Cの誰が真犯人かを突き止めるのだ!

設置された事件現場

 展示されているのは、公益財団法人日本科学技術振興財団で保管されている本格的な物品だ。「指紋や血痕、足跡や微物など全部で11個の鑑定方法を紹介しています。声紋・音声鑑定では実際にマイクに自分の声を吹き込んで、『声紋』であるスペクトログラムを見ることができます」と、武藤さんも楽しそうに説明する。開催日初日、茨城県から来たという父子は真剣に微物鑑定のための顕微鏡を覗き込みつつ、「息子は小学6年生で、何度かここに一緒に遊びに来ています。面白い企画なので、今回も楽しみでした」、「理科が大好き。色々知らないことをたくさん紹介してくれるので嬉しいです」と、感想を話してくれた。

 また、誰もが生まれつき持っている指紋。それぞれが異なり、捜査では重要な証拠となることが多いが、自分の指紋を注意深く見たことなどあるだろうか。指紋には『うずまき型』『ひづめ型』、『ゆみなり型』の3種類がある。それぞれの型の特徴に注目し、ルーペを使って自分の指紋を調べてみては。なお、『新人捜査員研修所』ではワークショップを通じて捜査のトレーニングを行える。ワセリンと専用の粉を付着させた指で指紋をとり、ブラックライトで観察するワークショップでは、『指紋カード』を持ち帰ることが可能。他にも、『法歯鑑定』はどのようなもので、日本人と外国人の顎の形の違いを紹介するなど、大人でも知らない知識がもりだくさん!ついつい顕微鏡を覗き込んだら、目が離せなくなってしまったという人もいるだろう。

他になにができるの?

微物鑑定

 新人捜査員としての捜査の他にも、同イベントには魅力がたくさんある。8月21日10時半からと14時半から2回、1時間開催されるのが『科捜研の男に聞いてみよう』である。講師の牛尾好康さんは、現在同館のボランティアとして活躍しているが、元千葉県警科学捜査研究所所長の経歴。各回共に対象は小学3年生以上で、参加者は10名まで。他にも、『一日鑑識官』では、現役の県警刑事部鑑識課が講師だったり、『復顔師』の仕事を体験したりすることができる。日本では数少ない復顔師は顔の専門家で、無気味な顔になることさえある『復顔』をどのようにして魅力的なものに作成するのか、科学捜査の観点から紹介する。「展示室内は密集を避けられるように通路を広くとり、イベントでも参加人数を制限して行っています。必ずホームページなどでご確認ください」と、武藤さん。企画展示室では5人の犯人の顔を、隣のブースに貼られた100人以上から探す『見当たり捜査』もできる。さらに、専用のARアプリをダウンロードしてから、同館内に貼られた4つの動物をスマートフォンで読み取ると、科学捜査に関する問題をゲット。全問正解するとシールももらえるとか。どれをとっても、ワクワクする内容!ぜひ、夏休みのイベントとして、家族や友達と行ってみてはいかが。

 

●夏の特別展『科学捜査展season3~真実の相棒~』
・日時:8/28(日)まで 9時~17時 8月中無休
・料金(常設展示+特別展):大人700円 高校生450円 小・中学生250円
千葉市中央区中央4の5の1 きぼーる内7階
Tel.043・308・0511
http://www.kagakukanQ.com

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