こでまりの夢

~自分が期待する答えを子どもに求めていないか?~

 小学2年生のAちゃん(女の子)が、「学校と家で、言うことが違うらしい」と、お母さんからのご相談です。お母さんは、親にウソをついているのではないかと、Aちゃんを疑ってしまったそうです。親としては心配になりますが、これって実はよくあることなんですね。 
 お母さんのお話をよく聴いてみるとわかるのですが、「○○じゃないの?」「○○だったんでしょう?」というような質問をしているのです。でも、学校の先生は、「Aちゃんはどうする?」「○○してもいいかな?」というような質問でAちゃんの気持ちを聴いていました。Aちゃんは言うことが違うのではなく、相手によって質問の仕方が違っていたために、答えが違ったということも十分考えられるわけです。
 大人は、自分の望む答えが返ってくると喜びます。敏感な子どもはそれを察知して、大人の望む答えを返しているだけにすぎない、という場合もあります。本当にウソをついている場合でも、「ウソをつくんじゃない!」と怒るより、なぜウソをつかなければならないのか、を見てあげてください。必ず理由があると思います。
 子どもの問題行動は、子どもからのサインだと判断するといいですね。これは大きな問題になる前の予兆だと思ったら、すぐに対処できるのではないでしょうか。質問の内容も、決めつけや限定質問を控えて、「どうしたい?」「どう思う?」というような拡大質問にしてみることで、子どもの気持ちが聴けるようになるかもしれませんね。

中嶋 悦子(なかしま えつこ)プロフィール
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園理事長。エッセイスト。
http://www.en-sta.jp
連絡先 TEL 0475-53-3509

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