農園を通じて地域住民との交流を

市原市初!本格的な体験農園オープン
農業生産法人(株)市原つるまい農園

 圏央道・市原鶴舞ICから1.5キロほどの山小川(やまこがわ)にある『体験農園&いのししバーベキュー やもかのなかま』では、現在、体験農園の会員と収穫オーナーを募集している。代表取締役の古関幹雄さんは「やもかとは、やまこがわを地元では、やもかと呼ぶことから。そして、地元と街に暮らす方々がつながり、仲間のような関係を作れる場にしたいと名付けた」と話す。更に「来園する皆さんに温かく接するように心がけている。アットホームな雰囲気のなかで気軽に農業体験を楽しんでほしい」とも。
 同園を経営する農業生産法人(株)市原つるまい農園は、市原市市制50周年及び圏央道開通に向けて、市原市鶴舞地区の山小川、上田尾(たび)、下田尾の3町会合同で、『パーク&バスライド』、『緑の広場』、『市民農園』を実現させるため、『市原南IC周辺まちづくり協議会』を設置し取り組んできた。2013年4月、『パーク&スライド』は東京・横浜等と鶴舞地区を結ぶ高速バスの拠点として開設。同年4月には、3町会から50人が出資し『つるまい農園組合』を立ち上げ、同組合を母体として、翌月『株式会社市原つるまい農園』を設立。2014年3月21日、市原市市制50周年事業『いちはらアート×ミックス』開催にあわせ、『体験農園&いのししバーベキュー やもかのなかま』を開園した。
『やもかのなかま』では、3つの楽しみ方を提案している。1つ目は、体験農園で作物を育てたり収穫を楽しむこと。「野菜を育てるって難しそう」というビギナーから、菜園経験のある人まで対応できる幾つかの農園スタイルを用意し、農業のプロが作業をサポート。2つ目は、5月中旬から11月上旬の毎週金・土・日曜日の15時から18時まで、地域で朝収穫した野菜を『やもかのなかま』で販売する『夕市』や年間通じて、ジャガイモやラディッシュ等々、作物の作付や収穫講習および加茂菜摘みやタケノコ掘り、柏餅作りなど盛りだくさんの体験イベントを開催。『いちはらアート×ミックス』参加アーティスト栗田宏武さんのチェーンソーカービング体験イベントも。3つ目は、地元で獲れた安全で吟味されたイノシシ肉や旬の野菜を食べるバーベキュー。食材持ち込みもOKだが、手ぶらでもバーベキューが楽しめるよう、イノシシ肉と野菜、席料・コンロ・炭などがセットになった『イノシシバーベキューセット』がありオススメ。
 約2ヘクタールの園内には、農園やバーベキューエリアに加え、収穫した地元野菜の食べ方や調理法、保存法等を教えてもらえるクッキングスタジオや休憩・飲食ができるラウンジ、売店、シャワー室・更衣室、多目的トイレなど施設が充実している。農園奥の車が通らない多目的広場にはタイヤ玩具や砂場があり子どもを安心して遊ばせられる。
 農園には次の3種類がある。①利用者(会員)が作物の植付・種まきや収穫を行い、草取りや追肥が行えない場合、農園スタッフが代わりに行ってくれる体験農園。②自分が好きな作物を好きなように栽培できる自由栽培農園③収穫したい作物を選んで申し込み、収穫時期に1日収穫体験する収穫オーナー農園。尚、園内にはライブカメラが設置してあり、自分の農園区画の生育状況はネットで確認できる。
 従来の貸し農園にはなかった新しいスタイル。開園してまだ日は浅いが、皆さんの熱意と誠意は確実に来園者の心をつかんだよう。そんな心温まるエピソードは幾つかあるが、そのひとつを紹介したい。アート×ミックス開催中、会場となった『やもかのなかま』。御殿場市から一組の夫婦が訪れ、後日届いた礼状には「最高のおもてなしをしてもらった」と感謝の言葉が綴られてあった。息子さんが大学時代に新潟県で行われた大地の芸術祭にサポーターとして参加し魅了され、東京でイベントプロデュースの仕事に就いた。ところが、勤務中に心不全で亡くなってしまった。まだ30歳の若さだった。息子さんのサポーター仲間が今回の『いちはらアート×ミックス』にも参加すると知ったご夫婦は、息子さんの写真と共に市原を訪れた。そして、『やもかのなかま』でのスタッフの皆さんとの交流をきっかけに、会場各地で息子さんのかつての仲間たちに出会え感動したという。
 オープンして3カ月目、『やもかのなかま』スタッフのチャレンジ精神はパワーアップ。今の目標は、「農園で採れた野菜を使った軽食を提供して、田舎ごはんを味わってもらいたい」、「花も育て花摘みもやりたい」とのこと。野菜づくりに興味のある人、まずは来園してみては。見学だけでも買い物でもイベント参加、バーベキューを楽しみに行くのもいい。詳細は問い合わせを。

問合せ やもかのなかま
TEL 0436・88・2525

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