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昔懐かしフォークソング一緒に歌って楽しもう
- 2014/9/26
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茂原市を中心に活動するバンド『おやゆび姫』のメンバーは7名。30年以上前にギターの佐藤敏昭さんとパーカッションの大和田博さん、ボーカルの斎藤清治さんとベースの山本美里さん4人が組んでいたバンドが2007年再結成。新たにギターの神村哲夫さん、江沢勇さん、ボーカルの鈴木真利子さんが加わった。平均年齢は61歳で、フォークグループ『かぐや姫』の曲を中心に1970から80年代のフォークソングを演奏している。
リーダーの山本さんは、「バンド再結成のきっかけは、フォークを絶やしたくなかったから。バンド名は『かぐや姫』のコピーをしていたが、全員男性で親指が男を表す指なので『おやゆび姫』と名付けた」と話す。ライブでは斎藤さんの軽快なトークが観客を盛り上げるが、歌が始まると観客はすっと耳を澄まして聴きほれる。
訪れた観客は同世代が多く、曲を聴きながら昔を思い出すこともあるのだろう。「自分たちが育ったころに好きだったものを伝えていきたい」と話す斎藤さん。鈴木さんは、「私は、コーラスクラブで一緒だった江沢さんに誘われて入った。正直、最初はオヤジバンドを甘く見ていたけれど、聴いてみてレベルの高さに驚いた。バンドメンバーで女性は私1人ですが、練習はとても楽しいです」と笑顔を見せる。山本さんは、「人数が増えれば、音も増える。音のバランスを合わせるのは大変」と話すものの、「元々の4人だけだとここまで続いていたのか疑問。入ってきてくれた人がいるからより頑張ろうと思う」と続けた。
メンバーの雰囲気もクールだったり、笑顔が可愛らしかったり、面白かったりと味がある。その中で、特に同バンドに熱い想いを持っているのが神村さんだ。以前バンドが練習する時はカラオケボックスを利用していたが、「バンドが好きで、自宅車庫を改造してスタジオを作ってしまった!年をとるとみんなと楽しめる空間が欲しくなる。今、練習は車庫スタジオを使っている」のだとか。
現在『おやゆび姫』は介護施設などを慰問、演奏して回っている。年齢に合わせて曲を選び、分かりやすい童謡も入れてみんなで一緒に楽しむライブをしている。斎藤さんは、「施設に行くと、その月の誕生日の方をお祝いすることがある。涙を流される方もいて、喜んでくれることが一番うれしい」と語る。今後は、「オリジナル曲もやってみたい。そのために、歌詞をうまく作れるひとが欲しいな」と話す山本さん。
慰問活動は千葉市や市原市も相談次第で可能。斎藤さんのトークは聞いていて元気になること間違いなし!次回は10月4日(土)長生村文化会館 長生村バンドフェスティバルに出演予定。開場は15時、開演15時半。料金は無料。
問合せ 神村さん
TEL 090・8583・0433