この映画は、大災害時における障害のある人の状況と支援者の活動を描く劇映画です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災による傷跡は、未だに人々の心の中に深く刻まれています。
しかし、1万8千人を超える死者の中で、障害のある人の死亡率が全住民の2倍だという事実はあまり知られていません。
この映画の製作意図は第1に「忘れない」東日本大震災の被災地とずっと向きあっていくこと 第2に「備え」まだ記憶に新しい昨夏の台風被害にも言えますが、大災害のイメージをもって日頃の備えをすること その上で「鎮魂」「連帯」そして被災地の再生や新たな社会づくりをめざしています。
当時を知る証言者たちへの取材に基づき、その知られざる実情を「どんぐりの家」等で知られる漫画家 山本おさむ氏の脚本と新進気鋭の松本動監督によって描き出す群像劇です。
現在、全国各地で自主上映されています。
「『星に語りて』を観る会」では、映画を観ていただいた方々が、災害について、障害のある人について、人間や社会について議論を深めていく機会となることを望んでおります。