市原湖畔美術館をよ~く観察する夏休み!【市原市】

 市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣工の観光・文化施設『水と彫刻の丘』を前身に、リノベーションを経て2013年に美術館としてオープンした。高滝湖畔に30年間佇む建物には、実現しなかった地下トンネル計画や、行き止まりの道や使われていない屋外水槽などたくさんの謎があった。同展では彫刻家・森洋樹、写真家・石田真澄ら5名のアーティストが、美術館をテーマに作品を制作。絵画、彫刻、写真、映像、インスタレーションといったすべて新作の作品群が、「美術館を楽しむヒント」のような存在として展示される。

森洋樹《lake side》2019年

 23年夏、同館は開館10周年記念展として高滝湖や養老川をテーマとした企画展『湖の秘密─川は湖になった』を開催した。学芸員の戸谷莉維裟さんは「昨夏の企画展を通して実感したのは、当館の建物や周辺環境がアーティストたちの想像力を掻き立てる、そんなポテンシャルのある場所だということ。そして多くのお客様が当館の個性的な建築に魅力を感じてくださっているということです」と話す。そして、美術館を主役に据えた本展を、特定の場所でその場所の特性を重視した表現方法を示す美術用語の『サイトスペシフィック』から、『レイクサイドスペシフィック』と名付けた。「作品を介して、展示環境そのものに目を向けてみる楽しさを体感できる機会となれば幸いです」と戸谷さん。関連展示『学芸員の美術館観察』では、30年余りの資料を掘り起こし建築としての同館の魅力に迫り、『絵日記コーナー』では、来館者が美術館で発見したことを絵や言葉で表現し共有できる場を設ける。

New content for an exhibition、2024 ⒸMasumi Ishida

 会期は9月23日(月・祝)まで。左官職人による壁塗り体験(7/21)、同館リノベーションを担当した『カワグチテイ建築計画』(川口有子+鄭仁愉)をゲストに迎えたトーク(7/27)、出展作家・森洋樹ワークショップ(8/10)他、イベント・ワークショップについて詳しくはHPか問合せを。

 

問合せ:市原湖畔美術館

Tel.0436・98・1525  https://lsm-ichihara.jp/

・開館時間:平日10時~17時 土・祝前日9時半~19時 日・祝日9時半~18時(最終入館は閉館30分前) 

・休館日:月曜(祝日の場合翌平日)

・料金:一般1000円 大高生・65歳以上800円 中学生以下無料・障害者手帳をお持ちの方と介添者1名は無料

・常設展『市原市コレクション』(深沢幸雄他、市原にゆかりのある著名な作家の作品20点)を9/23まで開催中

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