山野草の石付きを育てる

山野草の石付きを育てる
秋までに素敵な彩りを

 5月9日(木)、加茂公民館で『山野草の石付き』講座が主催された。参加者は9名で、講師は下中和夫さん。全2回の講座の初回である当日は、抗火石に植物を植え付ける作業を行った。
 縦約25センチ、横約20センチの石にドライバーを使用して穴を掘る。「絶壁になる背は日陰、山となる部分に4個ほどの穴をあける。力はほとんどいれずに金槌でドライバーを叩けばいい。深さは3~4センチ」と下中さん。からっと晴れた空の下に、カンカンカンと盛大な音が響く。「こうしようという構想がある」と言う経験者は最大の11個の穴を開けて満足げな表情。「本当に簡単に掘れる」と次々とそれぞれが穴を開けていくが、最終的に「これは上と下の穴を連結しよう。小さいと水やりで浸透しなくなる」など下中さんのチェックが入る。
 一度水で洗ったら、次は土を詰める。「11個も穴があるなんてマンションみたい」、「土も思ったよりたくさん入るのね」と終始おだやかな会話が途切れることはない。植え込みの際には、根が長いものはクルクルと巻きピンセットで押さえて中に植えること。また石の向きを考えて葉の表面が見えるようにするなど注意が必要だ。もみじを5本とハゼの種を3個ずつ植えて2時間の工程が終了した。
 作品は11月3日開催の公民館まつりで展示される予定。それまで毎日の丁寧な灌水や午前中に陽に当てるなど細やかな世話が必要となる。どんな色合いを披露してくれるのかとても待ち遠しい。

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