中国人の心を探ってみると…

 9月に北京で抗日戦争勝利記念の軍事パレードが行われた。日常生活においても「ルールを守らない、自己主張が強い」など中国人に対してマイナスイメージを持つ日本人は少なくない。中国人が何を考え、どのように行動しているのかをみんなで考えてみようと、10月4日、有秋公民館で講座『中国の道徳教科書で学ぶ中国人の道徳観』が行われた。
 国際交流をはかるために必要な知識や感覚を身につけるため、昨年から世界各国をテーマに行われている講座で、主催は市原市オリンピック準備委員会。会長の古賀敢人さんが講師を務めた。参加者は10名。
 中国の学校で実際に使われている道徳の教科書を開いてみた。小1の教科書では祖国愛をテーマとして取り上げている単元がある。小6で「日本」という言葉が登場、「戦争で日本から被害を受けた中国よ、二度と侵略を受けないように立ち上がれ」そんな内容だ。屈辱を受けないために「主張する、自信を持つ」といった精神を育もうとしている。
 「人の感情に働きかけようとしている、他国の立場・意見は書かない。といったことが中国の教科書の特徴です」と古賀さん。また、「儒教に基づく血統を維持し祖先を敬うなど『家』を尊重する意識が非常に高く、公共の場での行動に対する考えが欠落している」とも述べた。「では、道徳観の違う中国人とどうつきあっていくとよいか?」との質問に「日本人も個々を見れば様々。中国人だから、という先入観を捨てて個人を見てつきあっていくべき」などの意見が聞かれた。
 グループディスカッションを交えながらの、わかりやすく楽しい講義。人の意見を聞き、共に考えることで新たな思考や発見が生まれる。ぜひ参加してみて。次回は12月に開催の予定。本紙『コミュニティひろば』を要チェック。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ


今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…
  2. ホソミオツネントンボ(越冬中)  日本では200種ほどのトンボが生息しているとされています。主に、春から秋に観察でき、身近…
  3. 【写真】いちはらフィールドマップ巡り・市原にて  市原市姉崎在住の石黒修一さん(76)は、『地域を知り・守り・愛する』とい…
  4.  近年、湾岸沿いの工場夜景が注目され、ナイトクルーズが運航されるほどになっていますが、多くの石油・化学工場が林立する市原市の五井・姉崎海岸付…
  5. 【写真】ダリア花(茂原市立美術館蔵)  2月14日(水)~3月24日(日)、茂原市立美術館で、千葉県誕生150周年記念事業…
  6.  今回は、自分の好きなベストスリーに入る監督を取り上げます。読者の方々には、作品は知っているけれど、監督には馴染みがない、という方もいらっし…
  7.  今回と次回で、未来の話をしたいと思います。今世紀の中頃までに世界の人口は100億人を超えると言われています。気候変動により農作物の生産がま…
  8. 【写真】人々に語りかける中村医師 写真提供:PMS(平和医療団・日本)  昨年11月25日、ちはら台コミュニティセンター(…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】『音楽堂in市原《私の十八番》ガラコンサート』にて。ヴァィオリン・川井郁子さん、ピアノ・熊本マリさん  市原市市制…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る