元気いっぱい、我ら『南総ボーイズ』

 8月に行われた『日本ハム旗第17回関東学童軟式野球秋季千葉県大会』の地区予選を勝ち抜き、市原市の代表として10年ぶりに県大会へと進んだ『南総ボーイズ』。牛久小、戸田小、内田小と加茂学園の4校から集まった小1から小6までの19人が、ニコニコ笑いながら楽しそうに練習に励んでいる。子どもたちは監督とコーチのことが大好き。聞きたいことや意見を素直に自由に言える関係。だが、指示を与えられたら「はい!」、指導してもらったら「ありがとうございました」と全員が腹の底から大きな声を出す。
 「野球の技術だけではなく、挨拶や返事が元気よくできるように指導しています。楽しさと厳しさ、両方とも伝えていきたい」と監督の中條丈廣(ちゅうじょうたけひろ)さん。
 同大会では、5年の吉田健星くんが最終回に逆転サヨナラヒットを放ち、勝利を決めた。「打った瞬間は実感がなかったが、みんなの歓声を聞いて嬉しさがこみ上げてきた。2アウトで得点圏にランナーが2人。プレッシャーもあったが強気でいけた」と頼もしいコメント。「みんなが諦めずに、心をひとつにして頑張ったことが勝因です」と中條さん。県大会では不運にも見舞われ、惜しくも初戦敗退したが「いつも明るくのびのびとやっています。少人数のせいか、競争心に欠けるところがあるのでいい経験になりました」と保護者。
 子どもたちを見守る父母会も和気あいあいとして仲がいい。ある母親は「弟や妹を連れてきても、誰かが面倒を見てくれる。家族のようです」と話す。
 元気いっぱいのメンバーを率いる5年、キャプテンの冨士枝空翔(そらと)くんは「次の大会で優勝を狙いたい」と力強く話した。
 練習は土日祝日、旧高滝小グラウンドで。入会金、月会費ともに2500円。

問合せ 冨士枝さん
TEL 090・6145・8218

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  今やサーファーの聖地となった長生郡一宮町には、上総国一ノ宮の『玉前神社』(たまさきじんじゃ)が長い歴史と共に鎮座する。ご祭神は神武天皇の…
  2. ◆一席 若者の人生曲げる闇バイト 大網白里市 渡辺光恵 ・世渡りは適度に自説曲げ伸ばす 東金市 伴里美 …
  3. 【写真】スパリゾートハワイアンズ・ウォーターパーク ●千葉県立美術館開館50周年記念特別展「浅井忠、あちこちに行く~むすばれる人、つながる時…
  4. 【写真】五井小の歴史をたどるスライドショーの冒頭、紹介する子どもたち  昨年と今年は、創立150周年を迎える小学校が多数ある。1872年の…
  5.  冬の使者と呼ばれるハクチョウ。シベリアなどから北海道を経由し、冬鳥として日本へ広く渡って来る。近年、地球温暖化の影響で、繁殖期と越冬期が暖…
  6. 【写真】坂下忠弘  来春3月2日(日)、市原市市民会館・小ホールで開催される『いちはら春の祭典コンサート2025』。市原市…
  7. 【写真】千葉県立中央博物館・御巫さん  11月24日(日)まで、千葉県立中央博物館で開催されている『二口善雄 植物画展』。…
  8. 【写真】川口千里(左)、エリック・ミヤシロ  日本を代表するトランペット奏者、エリック・ミヤシロを迎え、いま最も注目を集め…
  9. 【写真】うたと語り「今、この町でこの歌を」  毎年、夏に開催される『市原平和フェスティバル』。平和への祈りとメッセージが込…
  10.  今回は「映画音楽」特集の第1回。良い映画では必ず、音楽・主題歌が感動を与えてくれます。テレビCMでも使われる名曲もあり、何処かで聞いたこと…

ピックアップ記事

  1.  今やサーファーの聖地となった長生郡一宮町には、上総国一ノ宮の『玉前神社』(たまさきじんじゃ)が長い歴史と共に鎮座する。ご祭神は神武天皇の…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る