湿津小少年消防クラブ 総務大臣賞受賞

歴代の児童がポンプ操法訓練

 市原市湿津小学校の少年消防クラブが、平成27年度優良少年消防クラブ表彰において総務大臣賞を受賞した。同校が表彰されたタイトルは最高峰の『特に優良な少年消防クラブ』。選ばれたのは全国でわずか28団体という栄えある賞だ。表彰式は3月25日に都内で行われた。
 平成7年に市原市消防局から少年消防クラブ設置指定校に選ばれた。消防施設で働く人々について学習する4年生を対象に、毎年同局から委嘱状と少年消防クラブ員手帳が配られる。27年度は36人が少年消防クラブ員となった。社会科のほか「総合的な学習の時間」に、消防士の消火活動や安全について調べるなど、日頃から防火・防災に対する取り組みを意識的に行ってきた。
 そして市内で唯一行っている活動が、ポンプ操法訓練。立候補した5人の児童が、隊長1人、副隊長2人、班長2人と役割を決め市津消防署員の指導のもと、3日間にわたり訓練を受ける。27年度の隊長を務めたのは女子。最初は緊張していたが、練習を重ねていくうちに「もっと大きな声を出して頑張ろうよ!」と隊員に声をかけるようになってきた。規律を守って意欲的に取り組み、「また来年もやりたい」との声があがるほど。訓練中、実際に緊急の出動要請が入りレスキュー隊員が現場に向かうという場面があった。「仕事に対する真摯な姿勢から緊迫感が伝わってきました。子どもたちも尊敬の眼差しで見ていました。いい社会勉強になったと思います」と団長を務めた教頭の三橋礼子さん。訓練の成果は全校児童の前で披露した。
 少年消防クラブ員手帳には、火災予防について、ロープの結び方や応急手当の仕方などがわかりやすく書かれている。「興味を持って読み、『見て見て、こんなことが書いてあるよ』と目を輝かせながら教えてくれた男子もいた」と嬉しそうに話す。
 ポンプ操法を務めた5人は「27年度の代表に選ばれて嬉しい。先輩たちが頑張って続けてきたからだと思う。火災予防活動について、もっと勉強していきたい」と誇らしげに話した。
「自然豊かな環境にある当校。市津消防署員を含め、資源回収や防犯・交通安全パトロールなど地域の人たちに支えられながら児童たちは素直に育っている。これからも防火活動を続けていくとともに、地域に根付く新しい取り組みについても考えてみたい」と三橋さんは穏やかな笑みを浮かべた。

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