季節のスケッチ

俳画と文 松下佳紀

年末に用が生じ東京へ出向いた。田舎に引っ込み、年も取り、めったに東京へ行かなくなったので、都心の人混みに改めて驚いた。街のどこを歩いても人、人、人、特に師走の駅は人間の坩堝だ。この一句はそんな中で出来た▼生かされて、とは宗教的観点を示す。この地球上に存在する生命、人間をはじめ象も蟻も花も蝶も、あらゆる生き物は神仏に加護され、生も死も運命づけられているという意味合いである▼が、多くの人々はそんなことを考えもせず確かな明日を信じて日々懸命に生きているのである。蟻一匹にも等しい私もまた、日が暮れないうちに家に帰ろうと、濁流のような雑踏の中をせかせかと歩くばかりであった。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 宝林寺住職 千葉公慈さん  2月3日(日)、市原市立南総公民館で行われた『生き活き大学公開講座』。講師の駒沢女子大学の教授で、市内宝林寺の…
  2.  異常気象や地震などで、全国各地に災害が発生している近年。特に2011年3月11日によってもたらされた東日本大震災は、未だに鮮明に記憶して…
  3. 市原市ラグビーフットボール協会  市原市ラグビーフットボール協会は、昭和41年に設立、今年で54年目を迎えます。当協会の歴史は、日本経済…
  4.  毎月第4月曜日に五井公民館でふれあい子育てサロン『子育て会1・2・3(ワンツースリー)』が開催されている。未就学前の乳幼児と親たちを対象…

ピックアップ記事

  1. 宝林寺住職 千葉公慈さん  2月3日(日)、市原市立南総公民館で行われた『生き活き大学公開講座』。講師の駒沢女子大学の教授で、市内宝林寺の…
  2.  異常気象や地震などで、全国各地に災害が発生している近年。特に2011年3月11日によってもたらされた東日本大震災は、未だに鮮明に記憶して…

イベント情報まとめ

スタッフブログ

ページ上部へ戻る