指先から生まれる色とりどりの宝石 折り紙教室 紙ふうせん【茂原市】

 毎月第1水曜日、茂原市総合市民センターで折り紙教室『紙ふうせん』が開かれている。生徒数は現在18名。「季節に合ったものや折る回数が少なくて見栄えのいいものなどを選んで、月替わりでいろいろな題材に取り組んでいます」と、講師の片田野庸子さん。今年度の予定表を見ると、5月の『カブト』、10月の『椿』、他にも『赤ずきんちゃん』に『シンプルハートのリース』と、タイトルだけでもわくわくするようなラインナップだ。題材によって両面折り紙や様々なサイズの紙を用い、ハサミは使わない。例えば7月の課題『薬玉コスモス』に必要な折り紙は、一般的な15センチ四方6枚と、7・5センチ四方24枚で、その出来上がりには驚かされる。
 教室では、まず片田野さんが包装紙で作った大きめの折り紙で課題の折り方を説明する。生徒はそれぞれの席で折り始め、次第にテーブルの前後左右で教えあったり、片田野さんの周りに入れ代わり立ち代わり質問に訪れる。2時間休憩もとらず1つの課題に取り組むが、それでも時間が足りずに帰る間際までポイントを確認しあうことも多い。年に1度の総合市民センター自主グループ発表の場である『ふれあい祭り』には、月々の題材から選んで、各自が新たに作品を作って出品する。そのためにも毎回持ち帰った課題は自宅で何度も練習しているという。きれいに折るポイントは「指先でアイロンをかけながら、線をきちっときめていく」こと。それは生徒たちにも浸透していて、「基本をしっかりしないと少しずつずれてしまって、仕上がりが全く違うんです」という。
 片田野さんは知り合った保育士に勧められ、平成11年、日本折紙協会講師の資格を取得した。現在茂原市内で3つの折り紙教室に携わり、『紙ふうせん』は開講以来15年が経つ。日本折紙協会の月間テキストや市販の本で作品の研究に余念のない片田野さんは、大抵のものは折り図や説明を読むだけで折り方のイメージがわくという。
 「先生の手は魔法の手です。くしゃくしゃになったものもきれいに直してくださるんです」「そう、本当にゴッドハンドなんです」と、生徒からはあこがれの的だ。「先生に教えていただいて初めていろいろなものが折れて、本当に楽しいです」「頭をとても使います。冷房の効いた部屋でも汗びっしょりです」と、メンバーは手を動かしながら口々に語る。片田野さんは、「生徒さんの作品の色選びがとても参考になります。色の組み合わせ方や、思わぬ箇所に柄の折り紙を使っていたり、勉強になることが多いです」と話す。指先から次々と作品を生み出す楽しさに魅せられて、教室は毎回熱気にあふれている。『紙ふうせん』では随時メンバーを募集中。興味のある方は問い合わせを。
問合せ:紙ふうせん 会長・野村さん
TEL.0475・23・0812

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