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ハーブ王子の森の生活
- 2021/1/7
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この4年間、ハーブを使った料理を中心に話をしてきました。以前にもこのコラムの中で述べましたが、人類の誕生以来、ハーブは薬草として日常の生活に於いて欠かせないもの。ここではハーブの持つ効能を紹介するだけでなく、それに付随して健康とは何かを考えて来たつもりです。
現在日本は急速に高齢化社会に突入し、それに伴い健康食品やグッズも沢山販売されるようになってきました。食品売り場にはオーガニックの野菜や化学調味料無添加の製品の種類も豊富に並んでいます。一方、それに反して健康に害があるとされる食品添加物も一向に減る気配がないようです。それどころか材料の表示が複雑化し、一般の人には分かりにくいように変わって来ています。私たち消費者はそうした事に惑わされず、真の目を持って判断していかなければなりません。
さて、今年から心機一転タイトルも新しく、ハーブや健康についてはもちろん、ガーデニングや養蜂、森の中での生活などをお伝えしていきたいと考えています。木々に囲まれた山村の一角に念願の土地を購入し、木々を伐採して小さな平家を建ててから約1年半が経ちました。長年の夢でもあった庭作りもやっと始まったばかり。チェンソーや薪ストーブの使い方も覚えました。伐採した木でシイタケ栽培も始めています。生活に必要な物はできる限り自分で作っていこうと思っています。
森の中では今まで想像できないような思いがけないハプニングも沢山ありました。小鳥達の餌場を作ったら、それらを狙って蛇が来たり、家の中に巨大なムカデやスズメバチが迷い込んだり、植えた球根をイノシシに食べられてしまったり。芝生も夏を越えられずに全滅してしまいました。そのような失敗も含めて日々新しい事を経験し成長させてもらっている事を実感しています。まだまだ森の生活一年生ですが、わくわくする新しい冒険の始まりです。
長谷川良二。市原市在住。ハーブコーディネーター、ガーデニングコーディネーター、歯科医師。公民館でのハーブの指導や、料理教室を開催しながら自然栽培で野菜を育て、養鶏、養蜂にもトライ中。