いちはらふるさと点描 ~小湊鐡道 キハ40~

 最近、市原市内の小湊鐡道沿線で、白と緑色の気動車が走っているのをご存じでしょうか。
 この車両は、キハ40といい、小湊鐡道が2020年にJR東日本から福島県の只見線で運用されていた車両を譲り受けたものです。キハ40は国鉄が1977(昭和52)年~1982(昭和57)年に新造した気動車で、全国津々浦々で活躍をし続けました。
 白地に濃淡2色のグリーンの塗装は東北地域本社色と呼ばれており、JR只見線を走ったままの姿が房総半島の豊かな田園風景の中で再現されています。
 小湊鐵道の路線では2017(平成29)年に22施設が国の登録有形文化財に登録されています。市原市の小湊鐡道の沿線では、そうした文化財とレトロな車両とが生み出す旅情あふれる懐かしい鉄道の原風景を見ることができ、沿線には多くの鉄道ファンが集まります。
 ちなみに、車両記号「キハ」のキは、気動車(きどうしゃ)の「き」で、ハは、普通車(イロハの「ハ」)を意味しています。
(市原市写真連盟 サイクルフォト 黒須武士)

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る