和乳食と運動で生涯骨太

 10月1日、『生涯骨太クッキング教室』(茂原市健康生活推進員会主催)が茂原市保健センターで開かれ、17人が体操と料理を学んだ。「片足立ちで靴下がはけない、家のなかでつまずく、2キロ程度の買い物袋を持ち帰るのが困難、階段は手すりが必要など7つの事例のうちひとつでも当てはまればロコモティブシンドローム(運動器症候群、以下ロコモ)」と話したのは同会二宮・豊田支部の富樫遼太郎さん。
 ロコモとは骨、関節、筋肉、神経など運動器の動きが衰え、歩行や日常生活に支障が出る状態のこと。「放置するといずれ、介護が必要になり、寝たきりになることもある」という。講話をした富樫さんが教えたのはロコモを予防する二つの運動。片脚立ちは左右1分間ずつを1日3回が目安。実際に片脚で立ってみると「1分は長い」、「しんどい」など参加者から溜息まじりの声が聞こえた。スクワットは椅子やソファの前で膝がつま先より前にでないようにゆっくりと腰を落とし、座る直前に立ち上がるという動作。5、6回を1セットとし、1日3セットを目安に毎日続けるとよいそうだ。「一生楽しく暮らすためには無理のない運動を続けてほしい。」とのこと。
 次に調理室で同支部長の大住とし子さんはじめ5人の指導員のもとで作ったのは和乳食(5人分)。『鮭と大根の和風スープ』は塩二つまみを振った生鮭300gを、厚手の鍋を使用しバターで両面を焼き、取り出しておく。その鍋で長ネギを炒め小麦粉大さじ2杯半を振り入れ、昆布とカツオ節でとっただし汁500㏄をダマにならないように少しずつ加える。下ゆでした大根、前述の鮭、牛乳500㏄を加え、味噌小さじ2杯を溶き入れひと煮立ちさせればできあがり。グリンピースを散らし、粉山椒を振った。
『野菜のチーズチャンプルー』はフライパンにゴマ油を引き、水切りした豆腐200gをちぎり入れ焼きつける。タマネギ50g、ニンジン50gを炒めしんなりしたら、塩コショウをしたあと小松菜200gも加える。スキムミルク10g、溶けるチーズ50g、溶き卵1個分を加え、醤油小さじ半杯を鍋肌から回し入れ完成。『ミルクくず餅』は、水の替わりに牛乳を使い、きな粉と抹茶をまぶした。
 参加者は主婦が多く、調理は手際よく進んだ。試食後、調理台ごとに発表した感想は「85歳の母と一緒に体操したい」、「お年寄りの会で教えたい」など。作った3品から摂れるカルシウムは436㎎。塩分は2・4g。(1日のカルシウム摂取推奨量は50歳以上の男性700㎎、女性650㎎。塩分の目標量は男性9g未満、女性7・5g未満)。同保健センターの栄養士は「乳製品を取り入れた和乳食はカルシウムが取れ、塩分も減らせる」と話した。

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