大原商店街お散歩マップを片手に訪ねてみよう

おでかけア・ラ・モード
ギャラリーあり酒蔵あり神社や漁港で朝市も

  商店街に活気をもたらすため、その魅力を伝えようと作られた『大原商店街お散歩マップ』。昨春オープンした民芸品店『北土舎』の企画制作で、地元、いすみ市大原町在住の画家・浅野陽さんがデザインとイラストを担当した。このマップは『北土舎』、大原駅、駅前の観光センターに置かれてある。
 そこで今回、浅野さんに案内役をお願いし、町歩きをした。全店の紹介はスペース的に無理なので、町外の人にもオススメの店をピックアップ。車利用の場合は商店街に無料駐車場はないのだが、商店街に来る人に限り、スーパーマルイさんと京葉銀行さんのご厚意で、同店の駐車場を無料で利用することができる。感謝!
 まずは商店街北側の入口に見える『木戸泉酒造』へ。創業明治12年、「旨い酒」と県外にもファンが多い酒蔵。自然農法(無農薬・無化学肥料栽培)産米を使った酒造りをしている。試飲後の購入可。11月29日(土)9時から、新酒ができたことを知らせる酒林(杉玉)づくりが行われ、初しぼりの酒も販売開始。見学は事前予約を。(問)木戸泉酒造 TEL 0470・62・0013
 次は『夢ある街のたいやき屋さん』。つぶあん、カスタードの定番に加え大人気なのがお好み焼き風の具入り、お好み鯛焼き。また、ミニ鯛焼きや期間限定の季節鯛焼きも。(営)10~19時。(日)休。TEL 0470・64・6388
 少し先反対側にある『北土舎』。房州うちわ、万祝染め、芝原人形など房総の伝統工芸と、陶器、ガラス、竹細工などの手仕事品を置いている。「使って、または見て気持ちの良い、普段づかいの品物で潤いのある生活を楽しんでもらえたら」と、オーナーの松村さん。尚、浅野さんの作品は、北土舎、商店街の井上書店や鐘文堂書店、いすみ鉄道大原駅の売店でも販売中。(営)毎月1~15日の11~16時。TEL 090・6658・4898
 大原駅前にある観光センターでは、駅情報提供の他レンタサイクルも。電送アシスト自転車が500円、リユース普通自転車は100円。利用時間は9時30分からで返却は15時30分まで。(問)観光センター TEL 0470・62・6110(営)9~16時 大原漁港で水揚げされたイセエビ等の魚介類の買い物や食事ができる漁港にある漁協直営店『いさばや』へは歩いても20分位だが、自転車ならすぐ。年中無休だが、天候不良等で臨時休業も。(営)9~15時(食事は11~14時)(問)いさばや0470・64・0131 また、毎月第3日曜日は漁港で『港の朝市』も開催。※11月は2日(日)も開催 8~11時。(問)いすみ市商工会 TEL 0470・62・1191
 JR大原駅は、いすみ鉄道が乗り入れており、その売店は鉄道ファンや観光客にも人気の「い鉄グッズ」がたくさん!(土)(日)(祝)は地元の食材を使った駅弁も販売。(営)平日10~17時、休日9~17時(問)いすみ鉄道 TEL 0470・82・2161
 駅から近い『源氏食堂』は肉屋も営む昭和レトロな店。「肉が美味しい」と老若男女問わず人気店。(営)9時頃~18時30分。(日)休 TEL 0470・62・1048
 洋食なら今春オープンしたばかりだが、毎月3と8のつく日に野菜等の朝市(7時から正午前)が行われている大原八幡神社近くの「店の雰囲気も味もいいし、値段も手頃」と人気急上昇の『チョイス』。フルセットの各種ランチがオススメ。(営)11時30分~14時30分/17時30分~21時。(火)・第4(水)休。TEL 0470・62・5093
『チョイス』裏手にある『ギャラリー竹の子』は、季節感を大事にと考えるオーナーの竹内さんが毎月選んで仕入れた品々が並ぶ。こちらも『北土舎』と同じく「普段づかいのものを。そして生活を楽しんでもらえるものを」とのこと。11月の展示品は来年の干支(羊)の置物、食卓を暖かい雰囲気にする荻焼きや備前焼きの椀や皿、一点モノの冬物洋服、マフラー、手袋、アクセサリー等。(営)11月1日(土)~23日(日)、11~17時。(水)休 TEL 0470・62・2246
 時には商店街を散歩してみては。店主の皆さん、自分なりのこだわりを持っているので、何かお気に入りを見つけたり、発見があるかも。そして個人店ならではの触れ合いも楽しいと思う。途中、ちょっとひと休みしたい時は、商店街の真ん中にある無料休憩所『おらげ』へどうぞ。

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