世界トップの芸術を、もっと身近に感じよう! ~淡彩画家 澤井 幸男さん~【袖ケ浦市】

 袖ケ浦市久保田在住の淡彩画家、澤井幸男さん。自身の作品『渓流の詩』がドイツ・エアバッハブドウ栽培組合ブランドワインのボトルラベルに採用された。
 サラリーマンをしながら、初心者用のテキストを参考に独学で水彩画を描き始めた澤井さんは、1995年太陽美術展に初入選。入選後、太陽美術協会長の指導を約5年間受け、絵画の基本のデッサンから学び直した。「協会長に、あなたの作品は中学生レベルだが、一生懸命描いているのがわかる作品。うちの協会で学べばもっと伸びる、と言われ、金の卵として入選をいただけました」と当時を懐かしむ。1999年には太陽美術展金賞受賞。その後協会長の助言により、淡彩画へ変更し、芸術の国フランスへ進出。何度か入選していたフランス、ル・サロン展で2001年、銅賞受賞。2005年には永久会員になった。ル・サロン展はスポーツ界でいう世界選手権で、美術界のいわば登竜門。出展者の約3割しか入選できず、厳しい審査を通り、永久会員に推挙されるのはその中でもトップの人間のみだそう。準会員や会員を飛ばし、永久会員になれたのは澤井さんの実力だ。
「出展をしたら必ず現場に出向きたい」という澤井さんは、現在コロナウイルスの影響で出展活動は自粛しているが、来年か再来年あたりに活動再開できれば、と願う。自身初の少女をモチーフにしたアニメ風作品も制作中だそう。今後の個展でお披露目したい、と話す。
 今回ドイツワインのボトルラベルに採用された『渓流の詩』は約2カ月かけて完成させた作品。組合が作品を募集していて、応募し、採用された。「採用されたと知ったときは、単純に嬉しかったです。私の描く淡彩画は特殊で綿密なタッチなので、世界でも質が良いと評価をいただいています。今回PRされて、今後もっと世界に広がっていけばいいなと思いました。それから、これを機に世界中の人に日本人の芸術を知ってもらえるきっかけになれば」と目を細める。
 地元・長浦公民館で開催している絵画教室は、水彩画やエンピツ画、クレヨン画など、生徒一人一人の特長により、澤井さんが絵画スタイルを提案。年1回、公民館隣りの丘の上図書館・ギャラリーで発表会も行う。公民館等で展示する澤井さんの作品は、大型サイズの絵画が多いそう。長辺が1メートルを超える50号サイズになると、制作期間は約1年にも及ぶ。2000年から始めた教室は月2回、小学生から、最年長は77歳の生徒がいる。「人に教えるのが好きなのです。お子さんの生徒が学校で先生に褒められたり、賞をもらいました、と聞くと本当に嬉しいです」と笑顔を見せる澤井さん。世界トップクラスの芸術へ、まずは気軽に触れてみてはいかがだろうか。

問合せ:澤井幸男さん
Tel.0438・62・9732
・教室 月2回 長浦公民館
対象:小学生から 会費:1回子供500円・大人1000円

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