我が家の末っ子は、中学3年生の受験生。2月はいよいよ県立高校入試本番です。 
 受験生の母は大変です。「志望校にはほど遠い。あまりにひどいのでテスト勉強を手伝った」「何とか取り戻そうと必死になっても、本人は全然…」「三者面談で先生に、このままでは志望する高校は難しいと言われた」「本人が焦っていないので、こちらの方が焦ってくる」「イライラ・がっかりして体調が崩れた」という嘆きの声が聞こえてきます。わかる、わかる、その気持ち。息子(娘)を見ているとイライラ・がっかりしてしまうこともありますよね。でも、これでは本当に親の方が体調を崩してしまいそうです。
 我が子のことですから、心配もしますし、苦労もします。しかし、この先、大学入試、就職、結婚と、まだまだ何年も長丁場が続きます。ここで、全身全霊で心配してしまうと、この先がしんどくなっていくかもしれません。
 受験生だった子どもたちから、自分のお母さんに向けてこんなメッセージがありました。「模試や学校の成績など、目に見える現状だけでピリピリせず、温かく見守ってほしかったです」「毎日ご飯を作ってくれたり、入試当日は駅まで送ってくれたりと沢山協力してもらって助かった」と、子どもは子どもでちゃんと考えているものです。それを温かく見守って、手を貸してほしいところだけ手助けしてあげればいいのではないかと思います。
 受験生の皆さんも、親御さんも、あと少し。元気に乗り切っていきましょう!

中嶋 悦子(なかしま えつこ)
1965年生まれ。宮崎県出身。二男二女の母。大網白里市在住。エンカレッジ・ステーション(株)代表取締役社長。NPO法人民間児童館おおきなかぶ理事長。ありんこ親子保育園理事長。エッセイスト。
http://www.en-sta.jp
連絡先 TEL.0475-53-3509

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