明るい未来を担う介護ロボット

 高齢化が加速している我が国。要介護者が急増する中、人手不足となっている介護業界を補うロボット導入への期待は高まっている。3月15日に五井の市民活動センターで開催された市原市男女共同参画の会主催の『試してみよう!介護ロボット』では、かながわ福祉サービス振興会、介護ロボット推進課課長の関口史郎さんによる講演と大和ハウス工業(株)ロボット事業推進室課長、新倉昭人さんによるロボット実演が行われた。
 『HAL』は下半身に装着し、立ち上がる、歩くという動作を支援するロボット。動こうとする意思を感知し動作の手助けをする。足が動くようになった、『HAL』を外しても一歩が出るようになったという体験が報告されている。「健常な足の動きを思い出させてくれます。患者さんの表情が明るくなると私たちも嬉しい」と新倉さん。
 聴講者に大人気だったのが癒しの効果を持つアザラシ型ロボット『パロ』。光、感触、温度に反応し「キュンキュン」と甘えた声を出す。認知症患者の多い施設で導入したところ「かわいいね~」、「名前は何ていうの?」など『パロ』を中心とした会話が始まった。約1年が経過しても飽きる様子はなく、リボンをつけたり帽子を被せたり、世話をやこうとする患者たちの姿が見られた。海外では医療機器として認定されている。
 依然、国内では普及率が低く高価な介護ロボット。現在は自治体などが借り上げ、無償で施設に貸し出す形での利用が多い。「患者の自立を支援するロボットはとてもいい」と介護を勉強中の参加者。百聞は一見にしかず。興味のある人はお問い合わせを。
『CYBERDYNE』、『ROBOT SUIT』、『ロボットスーツ』、『ROBOT SUIT HAL』、『ロボットスーツHAL』、『HAL』、『Hybrid Assistive Limb』 は、CYBERDYNE株式会社の登録商標。「メンタルコミットロボット」は独立行政法人産業技術総合研究所の登録商標。「パロ」は株式会社知能システムの登録商標。

問合せ 大和ハウス工業(株)ロボット事業推進室
TEL 0120・934・576

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