【体協通信】人材育成の一環に柔道を普及 教育者でもあった嘉納治五郎

 今年のNHK大河ドラマ「いだてん」に主人公「金栗四三」を指導する東京高等師範学校校長で柔道創始者の嘉納治五郎(俳優は役所広司)が出ています。嘉納治五郎と言えば柔道家というイメージが一般的ですが、彼は「日本体育の父」とも呼ばれ、日本の体育活動やオリンピック活動に力を注ぎました。また、教育にも力を入れ、教育ほど偉大なものはないと唱えています。彼は社会に役立つ人材を育成するための一環として柔道ほどすばらしいものはないと考え、その普及発展に努力しました。
 ここで、嘉納治五郎が唱える柔道精神「精力善用」について紹介します。これは精力最善活用を略したもので、何事をするにも、その目的を達するために精神の力と身体の力を最も有効に活用するということであり、柔道修行だけでなく、日常生活でもその考えを持って行動するようにという教えです。いわゆる講堂館柔道とは一格闘技ではないことを示しています。ただ、現代の柔道はスポーツ柔道であり、世界に普及した「JUDO」になっています。ルールも国際柔道連盟試合審判規程で試合が行われています。
 市原市柔道連盟の活動は前回紹介した状況と変わりなく、頑張っています。昨年度(平成30年度)の活動状況を報告します。中学生では、個人の部で八幡中学校の藤田大選手(3年)、長谷川鼓白選手(2年)が県中学総体で優勝、全国中学校柔道大会に出場しました。また、五井中学校の荒井幸太選手(3年)、簾谷彩乃選手(3年)が県中学総体で準優勝となり、関東中学校柔道大会に出場しました。
 高校生では、個人の部で東海大学付属市原望洋高校の野口貴幸選手(2年)が県高校新人大会で準優勝となりました。また辰巳台中学校出身の皆川大記選手(千葉経済大付属高校3年)が県高校総体で優勝し、さらに全国高校総体でも優勝しました。(個人の部はそれぞれの階級で)
 千葉県民大会柔道競技で市原チームは、またしても前年と同じく準々決勝で敗れて5位となりました。なお、今年度はゼットエー武道場が空調工事のため、毎年行われている市原市中央武道館杯中学生柔道大会が中止となりました。(市原市柔道連盟理事長 鶴岡冨士夫)

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