天まで高く舞い上がれ

 1月25日、袖ケ浦市郷土博物館(館長 山田常雄)で『ミニ凧作り教室』が行われ、幼児から大人までの約80名が入れ替わり立ち替わり来場し、「自分で作って揚げる」凧の醍醐味を楽しんだ。同館友の会に属する『凧の会』会員の指導のもと、今回作ったのは袖凧。漁師の半纏の袖に形が似ていることから名前がつけられた千葉県の伝統工芸品だ。他の角凧などとは異なり、大きいものでも小さいものでも骨の数が変わらないのが特徴。「風さえあれば走らなくても99%揚がります」と太鼓判を押す。
 既に骨が装着された『チーバくん』などのキャラクターのミニ凧から好きな図柄を選び絵の具で色付けをしたら、同会のメンバーが糸と尾をつけて完成。更に興味のある人には、素材の話から糸の取り付け方まで丁寧に説明をしていた。凧には和紙、骨には3年ほど乾燥させて軽くしたマダケを使用している。
 孫のためにと色付けをし操り方を熱心に聞く男性や、凧に興味があって訪れたという女性も。「外で息子と一緒に凧揚げを楽しみたい」と小4男子の母親。
 外に出て、いよいよ凧揚げ開始。「すごい!」ぐんぐんと空高く揚がっていく袖凧に大興奮の子どもたち。引き糸の最大の長さ、80mの高さまで揚がっているものもあった。果てしなく広がる空に舞い上がった凧を眺めていると、心が解放されたような、何とも爽快な気分になる。
 同会会長の武田弘さんは「どこの地方にも独特の凧の形がある。この袖凧は、日本全国どこで揚げても千葉県のもだとわかるんだよ」と子ども達に向かって豪快に笑い、「郷土の伝統を引き継いでいきたい」と話した。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  今年6月、市原市糸久に自身の作品を常設した『ikuiro gyallery』をオープンしたのは、画家の中山育美さん。「1年半ほど杉並区の…
  2.  手口も多岐にわたり、被害が増え続けている「電話de詐欺」。昨年、全国で親族をかたるオレオレ詐欺被害に関する調査が行われた。対象は、被害者…
  3.  毎月第1日曜のみ。大多喜町の小さなチーズ工房【千】sen の営業日だ。「ひとりで作る数には限界がある。量を増やして質が落ちたりしたら本末…
  4. パスカルの原理(化学の力)を利用したおもちゃを作ったり、スライムづくりに興じたり。8月17日、小学生を対象にyouホール(市原市勤労会館・…
  5.  鹿児島県出身で、市原市美術会・市原市文化団体連合会を設立し、フランスの近代美術館やイギリス王室にも作品が所蔵されている日本画家、故・古城…
  6. 今も健在、観音掘りトンネル  日本には古来から「観音掘り」と言うトンネルの掘削工法があり、将棋の駒に似た上部の尖った形状をしています。トンネ…
  7.  市原市の上総更級公園を中心に開催される『上総いちはら国府祭り』は、今年で第9回を迎える。10月5日(土)、6日(日)の両日に渡って開催時…
  8.  防犯特集第2回は、第1回に続き「電話de詐欺」について、その手口の変遷と、最も新しい方法を紹介する。  手口の変化は、犯人グループが警察…
  9. きかんしゃトーマス ファミリーミュージカル ソドー島のたからもの 5年間で30万人以上を動員した大人気ミュージカルがみんなの街にやってくる!…

ピックアップ記事

  1.  今年6月、市原市糸久に自身の作品を常設した『ikuiro gyallery』をオープンしたのは、画家の中山育美さん。「1年半ほど杉並区の…

イベント情報まとめ

  1. ◆サークル 名曲を歌う会 第2・4(火)  14時半~16時 ギャラリーMUDA(ちはら台駅2分) 1回1,300 円、体験半額 ピアノ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る