カフェでくつろぎながら、オオカミを学ぶ

 7月18日から27日まで、内田未来楽校で開催された『オオカミミュージアム』。オオカミの存在がいかに田畑や森林を守るかの啓発活動を行っている日本オオカミ協会が、同校のスペースにオオカミの写真、グラフを用いた掲示物、映像鑑賞を含む展示会を行った。
「現在、千葉県を含めてシカやイノシシなどの野生動物が激増しています。森を荒らし、結果的に山崩れなど災害にも繋がります。繁殖力が高く狩猟をしても根本的な解決にはなりません」と同協会千葉県支部長の井上守さん。『オオカミは怖い』と絵本から植えつけられたイメージで、オオカミは人を襲う動物と誤解されているが、「オオカミは夜にひっそり移動して、数が増えすぎることもありません」と続ける。
 会場に併設されているのは、内田未来カフェ。カフェは毎月第3土日に開かれ、飲み物はもちろん、クッキーや手芸品も購入可能。事務局長の小出和茂さんは、「地域の人・自然・歴史を活かすことで校舎も活きる、地域コミュニティの場を提供できたら」と話し、カフェで働く伊東朝美さんも、「お茶を楽しむだけでなく、ジャーで作る梅ジュースや漬物の作り方など、主婦ならではの知恵を情報交換できるので有効活用してください」と続けた。

問合せ 小出さん
TEL 090・2661・5567

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…
  2. 【写真】教室の講師と子どもたち  JR浜野駅前と五井駅前でダンススタジオを経営する堀切徳彦さんは、ダンス仲間にはNALUの…
  3.  市原市不入の市原湖畔美術館にて、企画展『レイクサイドスペシフィック!─夏休みの美術館観察』が7月20日(土)に開幕する。同館は1995年竣…
  4. 【写真】長沼結子さん(中央)と信啓さん(右) 『ちょうなん西小カフェ』は、長生郡長南町の100年以上続いた小学校の廃校をリ…
  5.  沢沿いを歩いていたら、枯れ木にイヌセンボンタケがびっしりと出ていました。傘の大きさは1センチほどの小さなキノコです。イヌと名の付くものは人…
  6. 『道の駅グリーンファーム館山』は、館山市が掲げる地域振興策『食のまちづくり』の拠点施設として今年2月にオープン。温暖な気候と豊かな自然に恵…
  7.  睦沢町在住の風景写真家・清野彰さん写真展『自然の彩り&アートの世界』が、7月16日(火)~31日(水)、つるまい美術館(市原市鶴舞)にて開…
  8.  子育て中の悩みは尽きないものですが、漠然と考えている悩みでも、種類別にしてみると頭の整理ができて、少し楽になるかもしれません。まずは、悩み…
  9. シティライフ編集室では、公式Instagramを開設しています。 千葉県内、市原、茂原、東金、長生、夷隅等、中房総エリアを中心に長年地域に…

ピックアップ記事

  1. 【写真】第1展示室  人々の暮らしを様々な面で支えている人工衛星。ロケットで打ち上げられた人工衛星は地球の周回軌道に投入さ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る