異常気象、事前の情報入手で身を守ろう

 7月9日、市津公民館で主催講座『異常気象について』が行われ、32名が参加した。銚子地方気象台の調査官、中村敏夫さんが講師を務め、局地的に降る大雨と激しい突風、雷、台風などが発生するしくみと被害状況、対策についてわかりやすく説明した。
 大気中の下層へ流入した暖かく湿った空気が上昇し、上層で冷やされて雲になる。それが積乱雲に発達すると雨が降る。積乱雲の寿命は数十分だが、上空に冷たい空気が入ると暖められた空気がどんどん上昇し、前線や低気圧の影響から次々と積乱雲が発生、局地的な大雨や集中豪雨をもたらすことに。
 近年は短時間強雨が増加しており、年間降水量はほぼ同じだが大雨と雨なしの二極化が進んでいるという。局地的大雨による被害としては、晴天時に川で遊んでいたら上流上空で突然雨が降り、急激に水量が増して流される、都市化が進んだ地域で、地面がコンクリートで覆われていて水が染み込まないために起こる内水氾濫など。特に地下施設は水が大量に流れ込むので危険だ。
 「市原市(牛久のアメダス)では、2011年8月に統計開始以来1位の雨量を観測したが、被害は確認されていません。水はけがいいのでしょうか」との中村さんの一言に、ホッと安心した表情の皆さん。
 だからといって安心はできない。積乱雲が発達すると発生しやすい雷や竜巻から身を守るには建物内に早めに避難すること。雷が飛び移ることを避けるため、木や電柱からは4m以上離れる。避雷針のない建物に落雷すると電流は表面を流れるため軒先も危ない。車の中は安全だが、同様の理由からガラスからは離れること。これからの季節に増えてくる台風を含め、いずれの場合も気象情報を予め入手しておくと対策が立てやすくなる。インターネットをつなぎ『レーダーナウキャスト』で検索すれば、頭上の5分ごとの雲の動きを入手することができるので安心だ。

関連記事

今週の地域情報紙シティライフ

今週のシティライフ掲載記事

  1.  今年8月1日、スタートしたばかりの『茂原シニアアンサンブル(以下、茂原SE)』。茂原市ほのおか館(本納公民館)にて、毎週土曜日に練習を行っ…
  2. [caption id="attachment_37361" align="alignright" width="150"] 稲荷の祠[/c…
  3.  明治時代から天然ガスの採掘が行われている茂原市で、天然ガスに焦点を当てたご当地検定「もばら検定ガス博士」が8月29日・30日に行われました…
  4.  先日のこと。いつものようにパソコンデスクにコーヒーカップを置きました。その時、フッと『こぼしそうだな…』と思ったんです。その後、席を立って…
  5.  つぶらな黒い眼が愛くるしい『ウリ坊まん』。大多喜町特産のタケノコと、同じく町内で獲れるイノシシの肉が具材の肉まんだ。 [capt…
  6. 「持続化給付金」は新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ち込んだ事業者が対象で、確定申告の書類や通帳の写しなどを添付し申請、認められれ…
  7.  写真は、昨年10月25日、台風21号の影響による豪雨の直後に、市原市・新番場橋の上から撮影したものです。川幅いっぱいに増水した川の水が今に…
  8.  昨秋の集中豪雨で作品・建物共に被災し、休館していたホキ美術館(千葉市緑区)が8月1日、約9カ月ぶりにリニューアルオープンした。新たなスター…

ピックアップ記事

  1.  今年8月1日、スタートしたばかりの『茂原シニアアンサンブル(以下、茂原SE)』。茂原市ほのおか館(本納公民館)にて、毎週土曜日に練習を行っ…

スタッフブログ

ページ上部へ戻る