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故杉田守康氏の記念像建立へ 地元有志が委員会設立
- 2018/8/24
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来年5月、髙瀧神社境内に
元千葉県議会議員で、2013年5月6日に逝去した故杉田守康氏(享年77)の記念像と顕彰碑の建立が進められている。出身地でもある市原市万田野の有志によって建立委員会が設立され、杉田氏の7回忌にあたる来年5月、同市高滝の髙瀧神社境内に設置される計画だ。
杉田氏は東京・深川生まれ。太平洋戦争の激化に伴い、7歳の時に父の実家である万田野に疎開し、地域のリーダーとして成長。1969年に後の「杉田グループ」の中心となる杉田建材有限会社を立ち上げ、実業家としての第一歩を踏み出した。産業廃棄物の焼却や埋め立てなど環境事業を幅広く展開するとともに99年には経営危機に陥った社会福祉法人「昭和村」の経営権を引き取るなど地域福祉の発展にも情熱を注いだ。
79年6月には周囲からの後押しで市原市議選に出馬、初当選を果たすと95年6月まで5期連続当選。90年と94年に市議会議長を務めるなど市政発展に寄与した。99年4月には佐久間隆義氏の市長選出馬に伴い、「市原市南部の灯を消すわけにはいかない」と県議選に立候補し初当選。さらに2期目、3期目も上位当選を果たすなど歴代知事や県執行部の信頼を勝ち取り、県政発展に尽力。2011年4月、東日本大震災直後に行われた4期目の選挙でも当選したが、任期途中で病に倒れ、逝去した。議員歴は市議、県議合わせて9期、34年間に及び、13年5月31日に旭日中授章を受章している。
実業家、政治家として長年にわたり市原市の発展に寄与してきた杉田氏の功績を後世に残したい、と万田野町会の有志らが今年5月に「杉田守康先生記念像・顕彰碑建立委員会」(委員長・杉田政行万田野町会長)を設立。計画では髙瀧神社の境内に記念の立像、万田野自治会館の敷地内に顕彰碑を設置する。また、記念誌の刊行も進めており、完成はいずれも来年5月の予定。
杉田委員長は「市原市を大事にし、実業家、政治家として多くの実績を残された杉田先生の功績を後世に伝えるため事業の完遂を目指しています。皆様のご賛同とご協力をよろしくお願いします」と話している。
委員会のホームページは
https://sugita-zou.com/