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第五十二回・市原市文化祭俳句大会開催
- 2018/12/30
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第五十二回・市原市文化祭俳句大会は、昨年十一月四日にサンプラザ市原で、主選者に千葉県現代俳句協会副会長の檜垣梧樓先生をお迎えして開催されました。今回の大会の特徴は、新たに小学生の部門を設けたことです。これにより八歳の高品夕葵さんから、九十九歳の野口友子さん(君津市)まで、市内外の幅広い参加を得ました。大会では檜垣先生の実に細やかで丁寧な選句評が大変好評でした。句会後の表彰式には、多忙の中を出席された小出市長より、入賞者へのお祝いの言葉と参加者全員への励ましのお言葉をいただきました。
(文化祭俳句大会入賞者)
(事前投句部門)
市原市長賞
朽ちてなほ沖向く舟やいわし雲 内田總子
市原市俳句協会賞
綱引きの少し動いて天高し 重岡昌子
市原市議会議長賞
触れるまで葉っぱで居たり青蛙 大澤ひろみ
市原市教育長賞
梨をむく長い手紙を読むように 佐藤陽子
文化祭実行委員長賞
ホームからホームへの手話小鳥来る 伊東泰子
(当日投句部門 )席題「蛇穴に入る」「秋深し」
市原市長賞
共に生き共には逝けず秋の蛇 長濵總子
市原市俳句協会賞
コンビニが出来てしまいぬ穴惑い 池田正子
市原市議会議長賞
蛇穴に入る地下鉄に西東 内田總子
市原市教育長賞
蛇穴に入る告白のできぬまま 石井紀美子
文化祭実行委員長賞
薬草のちりちり乾き秋深む 泉志眞子
(第八回・文芸コンクール)
(小学生の部)市原市長賞
ソーダ水すかしてみれば友と海 明神小5年 佐藤優依
市原市俳句協会賞
よこならびすいかのたねをとばしっこ 蔵波小2年 高品夕葵
(中学生の部)
市原市長賞
部活動せみに負けじと声をだす 姉崎東中2年 杉真綾
市原市俳句協会賞
宇治川の浅瀬に集うあゆの子ら 国分寺台中3年 本田拓夢
市原市議会議長賞
恋みくじ吉から始まる僕の夏国分寺台中3年 酒生杏
市原市教育長賞
甲子園三回戦で閉じた夏 姉崎東中2年 加藤祐一郎
文化祭実行委員長賞
入道雲岬の小径の草を踏む千種中1年 市川璃子
(高校生の部)
市原市議会議長賞
いつのまに昼夜逆転夏休み 鶴舞桜が丘高2年 安西宏斗
市原市教育長賞
二度見する彼女の横顔夕焼け空 鶴舞桜が丘高2年 山口雅登
文化祭実行委員長賞
コツコツと窓にあたりし夏の虫 鶴舞桜が丘高1年 古川智規