アジアNo.1に認められた美と魅力。

『ミセスアジア2017世界大会』グランプリ
フラメンコ舞踏手 土肥美木子さん

 ミセスの魅力は外面だけでなく、それまでの生き様や教養、品性などによって培われる…。そうした考えの下、年齢を重ねたことで得られる内外面の美しさや魅力を競う「ミセスアジアシュプリーム」は、マレーシアで2014年に初開催となったビューティページェント。ファイナルステージの様子はテレビ中継され、満席の会場(千人収容)にはマレーシアの皇族も観覧に訪れる大規模イベントである。
 その昨年の世界大会『ミセスアジア2017』において、東金市の土肥美木子さん(46)がグランプリを受賞、のみならず、ビューティスキン賞、ベストドレスアワードと、3冠を成し遂げた。
 「農家のダメ嫁なんですけどね」と茶目っ気たっぷりに笑う土肥さんは、東金、茂原の他、都内(恵比寿、目白)で教室を開くフラメンコ舞踏手だ。
 同大会へのエントリー資格は、既婚者または婚姻経験のある25歳~69歳の女性。42歳までの「ヤング部門」と、43歳以上の「クラシック部門」に分かれており、世界大会にはマレーシア、シンガポール、香港、マカオ、中国、台湾などアジア諸国の大会を勝ち抜いたファイナリストたちが集結した。
 弾けるように土肥さんが言う。「グランプリをいただいたことで、今年度の運営に関わらせていただいたんです」。審査員やプレゼンテーター。6か所の地区大会のうち、2つの地区大会と日本大会に東金のキャラクターグッズ&名産品(一部自費、一部は生産者がスポンサー)をひっさげ、ステージの受賞者たちに副賞として贈った。「微力だけど、東金の魅力をPRして知名度を上げたくて。東金がミセスアジアの地区大会開催地になるくらい元気な市になってほしいと思っています」。
 東金育ち、大学進学で東京に移った土肥さんは21歳でフラメンコと出会った。「物凄い衝撃を受けて」毎日スタジオに。「ただ、当時はフラメンコのDVDもなく、ユーチューブもない時代。もっと学びたい」と勤務していた会社を辞め、貯金をはたいて単身、本場スペインへ。「日本公演でファンになった舞踏手に教えを乞いたいと、彼を探し出してレッスンをお願いしました。お金がなくなると日本に戻って働き、貯まるとまたスペインへ」
 こうして、スペインと日本との行き来を重ね、14年前、都内でフラメンコ教室を開設。
 「そのうち東金の友だちから『こっちでも教えて』と言われて。行くなら野菜を買おうとネットで検索したら、農業に惹かれた青年のブログが目にとまり。そこには、彼が東金の農家に泊めてもらいながら技術を教えてもらい夫婦で農家を始めたとあったんですが、他人なのに寝食も指導料も全部無料でお世話になったって!思わず、こんな素晴らしい家族が作った野菜が食べたいと、青年に農業を教えた農家を探したんです」
 そうして、フラメンコ舞踏手は農家の嫁となった。

フラメンコからつなげる人生

 ところで、土肥さんがミセスアジアにエントリーしたのは、「他の女性と戦うためでなく、新たな目標のため」。ご主人のボランティア活動の影響で、社会福祉協議会にボランティア登録し障がい者のサポートを行っている妻は言う。「障がいを持っていても社会に甘えるのではなく自分でお金を稼ぎたいと思っている方が少なくない。だから、そうした障がい者・高齢者と、一般の企業・人をつなげるパイプ作りをしたいと思い始めました。みんなで助け合って生きていく福祉団体設立が私の目標。そのために大きな肩書が欲しかったんです」
 まさに、フラメンコからつながった人生。「教室の生徒は4歳~74歳。みんなに支えられてグランプリが獲れた」。ちなみに、土肥さんは筋肉の仕組みに沿ったセルフケア(ミオンパシー)のインストラクターの資格を有しており(千葉県では2人)、ストレッチの代わりにこれを採用。その効果で、ぎっくり腰になった日にレッスンに来て良くなって帰る生徒、ヘルニアの手術を勧められていたのに治った生徒なども。日本大使館の駐在員夫人からの求めでタイ・バンコクに施術に赴いた経験もある。
 「施術に筋肉ケアで血流が良くなれば肌も美しくなります。だから、ミセスアジアでビューティスキン賞をいただけたことは、私のやってきたことが認められたのだとうれしかった。ファイナルステージ以外は私、ノーファンデーションだったんですよ」
 信念を持った破天荒な生き方が人生を切り開いた。

http://mikikosalon.com

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