美しい日本刺繍の世界~紅会作品展 開催~【東金市】

 飛鳥時代から連綿と紡がれてきた日本刺繍の世界。繊維の宝石と呼ばれる絹地に、光沢のある絹糸で一針ひとはり刺して作る刺繍は、繊細で緻密、鮮やかに輝きある色彩と独特の立体感を持つ。今では多様な楽しみ方があり、アメリカ、オーストラリア、イギリス、フランスなど、多くの国で嗜む人が増え、世界展も開催されている。

 東金市に本部工房がある『日本刺繍 紅(くれない)会』は、1970年の発足以来、日本刺繍の伝承のため、作品制作とともに教室や教科書出版などの普及活動、全国展や世界展開催などを行っている。今月21日・22日の2日間には、東金の本部内で日本刺繍作品展を開催。同敷地内で行われている教室から、初級・中級コースと研究コースの会員の作品を中心に、工房で制作された作品を展示する。インテリア作品、帯や着物、ハンドバッグ、ブローチなど、50点以上が並ぶ予定だ。

 紅会は緑あふれる自然豊かな場所に工房がある。新緑に囲まれながら、美しい日本文化に触れてみてはいかがだろうか。

 

●紅会・日本刺繍作品展
4月21日(金)・22(土)
11~16時 入場無料
東金市家徳594
Tel.0475・58・3311
https://www.kurenai-kai.jp/

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