可愛い孫へ手作り雛を
- 2013/3/1
- 市原版
可愛い孫へ手作り雛を
市内平蔵に住む川野百合子さん(63)は、習志野市で暮らしている息子夫婦の間に生まれた孫の百華ちゃん(2)のために初めて、お雛様を作った。
「お雛様を持っていないと言う孫に、元気に育ってほしいという願いを込めて」と微笑む川野さん。
豪華な五段飾りや七段飾りは部屋のスペース上飾れないし、経済的にも厳しい。そこで、1年半前から通っている地元の『平山窯陶芸サークル』で、内裏雛作りに挑戦。「立ち雛と座り雛と3体作りました」その中から立ち雛をプレゼントした。飾り台も屏風も手作り。
百華ちゃんのママ、華子さんは「想像以上。味がある。娘が嫁ぐ日には持たせたい」と感慨深げ。パパの辰三さんも「作ってもらって有り難い」と嬉しそう。
サークルで版画家でもある木寺さんと一緒に指導にあたっている陶芸家の原地さんは「陶芸をやっている女性は多いけれど、孫にお雛様を作ってあげたいと思っても実際に作る人は少ない。そんなことからも、このお雛様には孫への温かい心と絆を感じますね」と目を細める。
同サークルは女性たちの様々な思いを形にするお手伝いもしたいという。「自分も作ってみたい」そんな気持ちを持って参加する女性は大歓迎、自由に好きなものを作るのがモットーとのことだ。
問合せ 平三小学校
TEL 0436・89・2609