咲き始めた約60種類9万本のユリ
- 2013/6/14
- 市原版

咲き始めた約60種類9万本のユリ
夏の訪れを告げるユリ。花のニュースポット『市原鶴舞ゆり園』(市原市鶴舞939の1)のユリも見頃を迎えている。
61種類約9万本の色とりどりのユリが咲く園には、昨秋、展望台『見晴らしデッキ』も完成し、ゆり園はもちろん、眼下の風景や目の前に広がる美しい山並みも一望できる。そのロケーションの良さは房総でもピカイチ。
6月中旬には和太鼓やヒップホップなど市街地では練習の場が少ない「子どもたちの遊び場」や地域活性化のためのイベント会場にとログハウスも完成予定。利用希望者は直接、園を訪れて担当者と話してほしいとのこと。
園内を彩るユリは、テッポウユリ、カサブランカなどの様々な品種が見られるが、その間にフレッシュなグリーンが涼感を誘うのは、「ほうき草」とも呼ばれるコキア。秋にはユリの葉の紅葉と共に、コキアの紅色も楽しめる。
園内に入りすぐ目につくのが、野菜畑と生育試験棟(栽培ハウス)。同園では、ユリも野菜も「無菌の土」焼成材を使った無農薬で肥料も一切与えない栽培法をとっている。担当者は「それでも雑草が生えてこない。しかし、野菜もユリもちゃんと育っている。農家やガーデニングでは、この暑い時期の草取りは大変。新しい農法を提案したい」と話す。この農法に関心のある人は、農園育成ボランティアを随時募集しているので、現地で担当者に問い合わせて。尚、無農薬栽培のニンニク掘り体験も受け付けている。
ユリは7月いっぱい楽しめる予定。花の管理はボランティアスタッフが行っており、多忙なため園への電話問い合わせは不可。開園時間は9~16時。入園料1000円(プレゼント付き)。高校生以下は無料。ユリの花束や球根、地元農産物を販売する売店もあり。爽やかな甘いユリの香り漂う園へ出かけてみては。
問合せ 市原市観光振興課
TEL 0436・23・9755