NPO市活会がご当地ソングで 『上総いちはら国府祭りに出演』!

NPO市活会がご当地ソングで
『上総いちはら国府祭りに出演』!

 2012年8月、特定非営利法人千葉市原を活性化する会(略称、NPO市活会)が設立された。理事長の岩井久美子さんは、「市原市には、『ふるさと市原を愛し、養老川がはぐくんだ自然の恵みと先人の培った上総の国の伝統を守り伝え、輝かしい未来を信じる』という市原市民憲章がある。それに基づいた事業を行い、市原を活性化させるのが目的。千葉市原という名前は、メインを市原に置きつつ千葉全体を視野に入れているから」と話す。
「現在までの活動は、市内レストランで(社)日本青少年育成協会認定の山根幸保講師を迎えてのパパママコーチングという子育て教育講習や、四季の食材を扱った食育セミナー。また市民の要望を得て、中秋の名月を愛でながらの茶事や着物倶楽部という、安価での着物と着付けノウハウの提供など数点の企画を行い、どれも盛況に終わった」と話すのは、副理事である庄司明さん。
 食育セミナーでは、里芋を練り込んだほうとうや大根で作るピザなど珍しいレシピに工夫し、「食は人間と常に身近なもので、材料費を抑えてもとても美味しい物が出来る。望むのは企画の継続である」と続ける。岩井さんは「今まで参加者の募集はほぼ口コミ。知名度の低さと設立から日が浅いこともあり、まだ小規模の段階。私達は、自身団体で企画をする一方で市民のみなさんの要望する企画支援も重視している。どしどし提案をお待ちしています」と語る。
 現在特に力を入れているのはオリジナルご当地ソングとキャラクター作成である。市民に千葉市原を題材とした作詞を作成してもらい、プロの作曲家に曲を作ってもらう。作詞した方の似顔絵をキャラクターとして認定。似顔絵の制作者は2012年地域元気プロジェクト『ザ・似顔絵』全国コンクールで準優勝している林明希男さん。現在までに市民の佐藤とみ子さん(83)作詞『更級カノン』、市原市埋蔵文化財調査センター長田所真さん作詞『春花のうたげ物語』、佐藤康子さん(79)作詞『市原小唄』、佐藤千加子さん(55)作詞『市活会のアリア』の4曲が作成済み。ベース曲にクラシックを用い、クラッシックとポップスバージョンで展開する。
「初めは、初対面の人とバンドをいきなり組むことに少し不安があった。でも人が書いたものを演奏するのはとても新鮮だったし面白い。市原にはスタジオやライブハウスが無いので、音楽をやっていく上で活動場所を望んでいる人は多いと思う」と話すのは、市活バンド『Re-vup(リバップ)』のリーダー木本龍さん(30)。ポップスバージョンを担当するバンドで、メンバーにボーカルの永井裕樹さん(26)、キーボードに林優子さん、ベースにファンキー大橋さん(63)。
「市原に住んで約35年。若い人とリズム感が変わってくるので合わせるのが難しいが、情景を想像させる歌詞にとても愛着が湧く」とファンキー大橋さんが笑顔で話す。結成からわずか半年だが、『地元から発信する音楽』が彼らを強く結んでいることを窺わせる。ボーカルの永井さんは、「時々、音の高さを扱うのが難しい時がある。だが、バンドを組むことが初めての経験で、とても楽しい。祭りやイベント、呼んでいただけるのならどこへでも行きます」と意気込みを語った。
 また、『市活邦楽倶楽部』は作詞、作曲、唄、振付けを一手に行っている佐藤康子(79)さんを中心に三味線、太鼓で構成されている。『Re-vup with D.M.Kダンスグループ』、『市活邦楽倶楽部』は10月26日(土)夕方、『上総いちはら国府祭り』に参加し『更級カノン』、『春花のうたげの物語』を披露する。 
 最後に「市活会は突発的に有名な物に焦点を当て目立たせるわけではない。市民の皆さんを中心に講演会やセミナー、ご当地ソングなど地元に根付いた愛されるものを作り市原を活性化させたい。理事の林洋子さん、監事の星野眞留実さん、相談役の庄司洋子さん、岩井亮さんと協力して活動しているが、HP制作や集客など活動のお手伝いを頂ける方、また会員や賛助会員も募集しています」と岩井さん。あなたがつづる市原市の歌詞に、曲がつく日もくるかもしれない!?

問合せ NPO市活会・岩井さん
TEL 090・2904・1525
http://ichikatsukai.com/

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