海と山を愉しむウオーキング 南房の白浜城山と虚空蔵山を登る

おでかけ ア・ラ・モード

 猛暑続きだった夏も終わりを告げ、アウトドアレジャーには快適な秋。今回は市外からの参加者も多い『大網白里ウオーキング会』主催・南房総の白浜城山と虚空蔵山登りに同行取材した。山といってもウオーキングの延長で登れる往復小1時間ほどの山。自然観察と史跡探訪を楽しめる同会ならではの企画の市外遠征バージョンだ。
 10月初旬、台風一過の晴れ渡った朝8時、大網白里駅前の集合場所に集まった参加者の皆さん20数名と、チャーターしたバスに乗り込み、一路、南房総へ。途中、2回トイレ休憩をし、10時半過ぎに白浜町に到着。南国ホテルのあるメインストリートから山側へ入り、青根原神社へ。ここでバスから下り、本日のウオーキングスタート。
 同社には里見氏2代成義の墓碑が建っている。参拝後、集落の小径を行くと、弘法大師ゆかりの里芋が自生する湧水池『芋井戸』が民家の入口に。鯉が泳いでおり、皆、興味深げに水面をのぞきこんでいた。次に向かったのは、観音堂だが、観音様は堂内にあり拝むことはできなかった。お堂の脇に城山の登山口がある。途中、勾配のきつい箇所もあったが、休憩することもなく、約20分で展望台に着く。眼下には太平洋が広がり野島崎灯台もよく見える。一見の価値あり。冬なら花畑もあり、この絶景に彩りを添えることだろう。同じ道を歩き下山。観音堂近くの聖徳太子を祀った太子堂へも参拝。
 しばらく、のどかな農道を歩き、舗装路に出て、午後に登る電波塔の建つ虚空蔵山を見ながら、次の立ち寄りスポット『めがね橋』へ。国道に出て白浜漁協の建物を右に入ると、左手に『めがね橋』が見えてくる。橋と水の流れが眺められる休憩スペースで昼食をとる。食後、ウオーキング再開。めがね橋から虚空蔵山へ登る道までは近い。
 城山に比べ、勾配はゆるやかで道も舗装され広い。皆さん「食後の腹ごなしにちょうどいい」などと、お喋りをしながらのんびり歩く。そして自然観察も楽しむ会らしく、道中に咲く秋の草花や沢ガニ、美しい蝶等を見つけ足をとめる。同会の代表・上田弘子さんが見つけて教えることもあれば、参加者から名前を尋ねられ答えることもある。
 この山も20分足らずで頂上へ。こちらは眺望は楽しめないが、電波塔の下に小さな虚空蔵堂があり参拝。お堂の手前には虚空蔵様らしい仏様が祀られていた。「遠くから見ると電波塔がとても高く見えたけど、いざ来てみると、そんなに高さは感じられないものね」と参加者。それでも、2つの山を登ったという達成感に浸れた様子。
 めがね橋に戻り、野島崎入口までバスで移動。今回は灯台には上らず園地を散策。波の砕ける岩山『朝日・夕日の見える岬』の上に設けられたベンチで大海原を眺めたり、遊歩道を散歩したりと、思い思いに時間を過ごしたあと帰途についた。
 同会の活動は、約20年前の自然観察会から始まり、13年前から毎月、地元の大網白里周辺を歩くウオーキング会を開催。地元の自然観察と史跡探訪ウオーキングと併行し、毎月、今回のような市外を歩く会『自然観察やまぼうし』も開催している。老若男女楽しく歩けるバラエティーに富んだコース、「おひとり様」の参加が多いこと、またバスを使わない地元を歩く通常のウオーキングは予約不要ということなどもあって、人気が高い。そんな同会が発行している会誌『歩み』の6号が、このたび出来上がった。2012年3月から2014年3月までのウオーキングコースがイラストマップと共に紹介されている。ウオーキングガイドにオススメな一冊。購入(500円)・ウオーキング参加希望者は問い合わせを。毎月のウオーキングの予定は弊紙にて告知掲載。

問合せ 上田弘子さん
TEL 0475・72・8521

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