オリジナルなものづくりで新技術を提案

写真上 東京ビッグサイトにて展示

 昨年夏に県の『千葉ものづくり認定製品』に選ばれた、(有)サイン(所在地・五井)の超薄型ライトパネル。代表取締役の藤田和利さんが8年前から試行錯誤の末に完成した商品で、平成26年8月には特許も取得している。
 この薄型ライトパネルの特徴は、直径数ミリの細い蛍光管・EEFL(冷陰極管)ランプを使用し、ソケットとパネルが一体化、非常に軽く便利に設置できること。従来のライトでは、放射状に広がる光を均一にきれいに当てるため、対象と約20センチの距離が必要で、また熱も発することから、設置場所や材質等が限られてきた。新しいランプは熱を発さず、パネル自体に光を反射して拡散させる細いスリットが入っているため、厚みはたったの3センチでOK。しかも5万時間と長寿命、メンテナンスが楽で、同様の明るさのLEDよりコストも安い。室内の電源も使え、ガラス窓に貼ったポスターの裏に設置して、室内から照らして看板にするなど、とにかく手軽に利用できる。
 すでに高速道路のSAや羽田空港の施設内で使われ、特にSAでは看板サインとして、7年前から1度もメンテナンスなしで継続使用中だ。また、植物工場での生育用ライトにも利用、熱を発さないためライトと植物との距離が近く、生育棚が増やせる。ライトの破損による水銀洩れも、パネルのカバーで防止している。
「五井で県の支援の野菜育成実験を行いました。通常40日で収穫するスプラウトが、約半分の日数で収穫できましたし、現在は、全国数カ所の植物工場で、出荷率を上げたり収穫のロス率を下げるための検証をやっていただいてます。大きな可能性があると高評価です」と藤田さん。小型のものは女性でも片手で持ち運べるほど軽いので、これからはイベントのテントや店内のディスプレーなど、様々な場所で役立ちそうだ。

問合せ サイン・藤田さん
TEL 0436・21・3227

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